在学生・修了生インタビュー

日本福祉大学 通信教育部 福祉経営学部

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仕事&子育てをしながら社会福祉士を取得し、アパレルから福祉分野へ転身

社会福祉士 寺澤 友実子さん(37歳)

2016年に日本福祉大学 通信教育部 福祉経営学部卒業。同年に資格取得後、現職。

2019年03月31日

構成/「スタディサプリ通信制大学」編集部、取材・文/原口好美(ミューズ・コミュニティー)、撮影/三田村壮志(スタジオコム)

安定した正社員の職に就き、キャリアを重ねていきたいその答えが、社会福祉士

出産後、5年間の専業主婦を経て、大手アパレルメーカーでスーパーバイザーとして活躍。しかし、体力勝負の毎日に不安を覚え、長く安定して働き続けるにはどんな選択肢があるかを数年間考えていた寺澤友実子さん。30歳を過ぎたころから、「今やらなくては後がない」という思いに駆られ、資格取得のための行動に移した。

「一度家庭に入ると、そこから正社員になりキャリアを積むことは難しいのではないかと感じました。そこで資格に頼ろうと思ったのです」なかでも社会福祉士を選択したのは、社会福祉士として働く友人のイキイキとした姿を見ていたから。福祉分野の仕事であれば、やりがいをもちながら年齢とともにキャリアを積み重ねていけるのではないかと考えたそう

仕事を続けながら資格取得をめざすために選択したのは日本福祉大学通信教育部。大卒だったので4年次に編入学できた。

「福祉分野はまったくの未経験。学ぶなかで、福祉だけでなく、経済、社会に対して自分が無知であることを知りました。知れば知るほど興味が湧き、“学びを得られることが楽しいな”って。これは、通信制大学で初めて得た感覚でしたね」

社会福祉士国家試験に一発合格し、最短の2年間で資格を取得した寺澤さん。2016年に社会福祉協議会に入職し、2年間は障害者分野の部署で就労支援に従事。現在は総務管理課の主任だ。人事も担当するほか、社会福祉法人の窓口として役所や行政機関の担当者と接する機会も。地域福祉をより充実させるための活動を裏方として支える。

「アパレル時代は与えられた仕事をこなすことに必死でしたが、今は、仕事は自分で考えて進めています。福祉分野は制度の改正もあり学び続けることが重要。大変さもある一方で、学ぶことはおもしろく、仕事のやりがいにつながっています」

通信制大学で学んだ2年間で自信を得たと振り返る寺澤さん。
「スクーリングでたくさんの仲間を作れたことで、モチベーションを維持できたと思います。学習時間を捻出する大変さもありましたが、 オンデマンド科目が24時間視聴可能なことに助けられました。あの2年間を乗り越えられたのだから、この先、壁にぶつかってもきっと乗 り越えられると信じています」

社会福祉士としての専門性を活かし、各関係機関と連携しながら、日々地域福祉の充実に取り組んでいる