社会人の学びの意義とこのサイトについて

「マナパス ~社会人の大学等での学びを応援するサイト~」

本サイトは、大学等における学び直し講座情報や学び直し支援制度情報を発信する社会人のためのポータルサイトです。

〇社会人の学びの意義・背景

我が国における「リカレント教育」「学び直し」に関する議論は平成29年に行われた「人生100年時代構想会議」において端を発しました。
人生100年時代や技術革新の進展が予想されるSociety5.0の到来など、経済社会の大きな変化に対応するため、個々人が人生を再設計し、社会人が学び直しを通じてキャリアアップやキャリアチェンジを可能とする能力・スキルを身に付けることが重要とされています。また、新型コロナウイルス感染症の影響で学び方や働き方、そして生活様式も変わっている中で、これまで以上に「変化に対応できる力」は重要視されています。 「キャリアアップ・キャリアチェンジに必要な力」「変化に対応できる力」を身に付けるため、リカレント教育や社会人の学び直しは重要なものと考えます。

〇学び直しの現状と課題

依然としてリカレント教育の推進のためには解決しなければならない課題があることも事実です。「大学・専門学校等で学習する社会人の合計を100万人にする」という政府の目標がありますが2017年時点ではまだ51万人という現状です。
2018年に内閣府にて公表された調査では、社会人の学びにおける主な課題として「プログラムの充実」「費用負担」「時間の確保」「情報アクセス」が挙げられました。

〇文部科学省の施策の紹介

こうした課題を踏まえ、文部科学省では、大学や専門学校における実践的なプログラムの充実に取り組んできました。例えば放送大学のコンテンツ充実や専修学校における分野を超えたプログラム開発、社会人や企業等のニーズに応じた実践的・専門的プログラムを「職業実践力育成プログラム(BP)」として文部科学大臣が認定するなどの施策を展開してまいりました。
費用負担については、例えば職業実践力育成プログラム(BP)の一部は厚生労働省の教育訓練給付金の対象となっており、受講費用の最大7割を上限に受講生への支援が行われています。また貸与型の奨学金も活用が可能です。
時間の工面については、各プログラムにおいて、例えば週末・夜間開講やオンラインの活用を促すなど社会人の受講しやすい環境の整備を行っています。今後さらなる課題の分析、その対応策の打ち出しが重要と考えており、本年度からは、大学等教育機関や企業に対して、調査やヒアリングを行うことによって、リカレント教育の抱える課題の分析や、課題を克服した好事例等について調査研究を行う予定です。

「マナパス」は、「学びのパスポート」を意味しています。文部科学省から平成30年度「社会人の学びの情報アクセス改善に向けた実践研究」事業の委託を受けた丸善雄松堂株式会社が開設・運営している社会人の学びを応援するためのポータルサイトです。
 「分野」「資格」「給付金や奨学金等の支援」「土日・夜間開講」など自分の希望に沿った条件で講座内容が検索できることに加え、自分の学びのロールモデルを探せる「在校生・修了生インタビュー」や社会のトレンドと社会人の学びを掛け合わせた情報をキャッチできる「特集ページ」を掲載しており、学びを求める方へ有益な情報を提供していくことを目指しています。

当サイトに関する問い合わせ先
丸善雄松堂株式会社
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