特集:女性のための学び直し

結婚や出産などで1度退職してブランクが空くと、働くこと自体が不安で再就職活動に踏み出せない…そう感じている方も多いのではないでしょうか。学校を卒業して就職し、その後結婚や出産、介護等で一度離職し、それらが一段落した後に再就職をする、いわゆる女性の「M字カーブ」は以前と比べると緩やかになってはいるものの、それでも再就職に自分のキャリアや能力が活かせるか不安に思う方は多くいらっしゃるかと思います。

実は今、こうした再就職にあたり不安を抱えている女性に、大学でのスキル習得のための学びの提供に加え、個別カウンセリングが受けられたり、ライフキャリアをデザインし就職までサポートしたりするような、学び直しから就職までを一体的に支援する講座が増えています。 また、職場などでキャリアを積んできた女性の中には、目指すべきロールモデルが無いため自分のキャリアを描けない、スキルアップの機会が足りないと感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。大学では、未来のリーダーを目指す女性に向けて、リーダーとして求められる知識やスキルを実践的に学べる講座も開設されています。

女性のためのリカレント講座にはどのようなものがあるのか、またそれらの講座はどのような方々が、どんな想いで受講されているのか。先日発足した「女性のためのリカレント教育推進協議会」のシンポジウムのレポートや、女性の学び直しに熱心に取り組んでいる大学の担当者や受講者の声を通してご紹介します。

Topic 1「女性のためのリカレント教育推進協議会」発足!

2019年12月に、女性向けのリカレント教育課程を運営する6つの大学によって「女性のためのリカレント教育推進協議会」が発足し、日本女子大学で開催された記念シンポジウムには、大学・民間企業・社会人等150名以上が参加しました。協議会参加大学は日本女子大学、関西学院大学、明治大学、福岡女子大学、京都女子大学および京都光華女子大学の6大学で、女性のためのリカレント教育を推進し、更なる社会的な活躍を促進していくことを目的としています。

シンポジウムは2部構成で、第1部は、日本経済団体連合会、文部科学省、厚生労働省よりリカレント教育の推進に関する取り組みについての講演がありました。
 続く、第2部は、「女性のためのリカレント教育推進協議会」の会長に就任した、日本女子大学生涯学習センター所長の坂本清恵教授からのメッセージから始まりました。

坂本清恵教授

女性活躍を推進する気運の高まりを受けて、1999年には男女共同参画社会基本法、2015年には女性活躍推進法など、女性の職業生活を支える法案が順次整備されてきました。さらに、人生100年時代を迎えた今日、いくつになっても学び直しが可能で、常に新しいチャレンジができる社会を実現するために、「リカレント教育」の必要性がますます増大しています。
現在、「リカレント教育」の意味は多様化しており、AIなどの最新技術を学ぶ高度に専門的なものから、従前は生涯教育と称されてきた就労を目途としない学び直しまでも、ひとしなみに「リカレント教育」と称されています。この多様化した「リカレント教育」に対しては、産官学の連携が模索されていますが、「女性のためのリカレント教育」は、女性の社会的活躍を推進し、労働力不足を改善し、持続社会を実現するために必要不可欠な要素として、その拡充進展が喫緊の重要課題となってきました。
女性の再就職や、ステップアップのために、新たな学びを提供する「リカレント教育」には、まだまだ課題も多く、そうした教育課程を運営する大学が相互に連携をとりながら、諸問題の共有とその解決に向けて検討を行う必要が叫ばれています。社会的な認知を得るための啓発活動を行い、関係諸官庁、諸方面にご理解とご支援を願う活動等を展開する母体として、ここに「女性のためのリカレント教育推進協議会」を設立することになりました。

続いて協議会参加大学の各代表者が、現在抱えている課題や今後の展望について語り合いました。

シンポジウムの様子

<女性のためのリカレント教育の取り組みについて>

日本女子大学 坂本清恵 教授
リカレント教育課程の開設は12年前に遡ります。当初は、結婚出産を理由に離職した人を社会に戻すというものでしたが、最近は自分のステップアップのために、毎年育児休暇中の方が受講するようになってきています。今後は、学び直すにあたって離職しなくてもよい方法を模索していきたいです。
福岡女子大学 野依智子 教授
福岡女子大学では、「仕事復帰・再就職支援プログラム」「社会人女性学び直しプログラム」「女性トップリーダー育成研修」の3プログラムを開講しており、再就職からトップリーダーを目指す女性まで、幅広いニーズに対応しています。
明治大学 小川智由 教授
“女性のためのスマートキャリア”は厚生労働省からの求職者向け委託事業の実績があったことがきっかけで企画されました。委託事業では次第に女性受講者が増えていき、それならば、女性の再就職支援のための講座をつくってみようとなったのです。同じ価値観の人とのネットワークづくりが図れるのは大学という場で学ぶことの強みだと考えています。

<リカレント教育の課題と展望について>

京都女子大学 竹安栄子 特命副学長
大学でのリカレント教育に関しては、大学側の経済的負担はとても大きい。講師の好意や、リカレント生の学習意欲の高さに支えてもらっているのが現状です。是非、協力してくださる機関があると良いと思っています。
関西学院大学 大内章子 教授
女性のためのリカレント教育をおこなっていくなかで、地域格差の問題に行き当たりました。地方の大学ではニーズはあっても、教員が確保できなかったり、受講生をうまく集められなかったりで、なかなか単独でリカレント講座を開講できないということです。そこで、本学ではこれまでの経験とノウハウを活かして、地方の大学と連携をしたオンライン講座を開講し、学びの場を拡げています。
明治大学 小川智由 教授
企業の方には時間とお金をかけて学びに来る受講生の努力を認めていただき、門戸を開いて欲しい。受講生には仕事を通じて社会に貢献したいと考えている方が多いので。


シンポジウムには行政、大学、民間企業、個人(リカレント教育課程の受講生を含む)など150名を超える方々が参加し、講演やディスカッションの内容を熱心に聞き入っていました。満員の会場は熱気に包まれ、女性のためのリカレント教育への期待と関心の高さがうかがえました。

Topic 2女性の復職・再就職を支援するリカレント講座

各大学のタイトルをクリックすると
各講座の内容が表示されます

日本女子大学「リカレント教育課程」
きめ細やかな再就職支援体制による手厚い復職支援

プログラムについて

日本女子大学リカレント教育課程は、創立者 成瀬仁蔵の生涯教育理念「抑も教育の目的は立派な人格を作りにあり、立派な人格とは毎日新しい人間に生まれ変わる一である。生涯を進歩の過程とし、新しい知識を求め、生きた経験を積み、幾歳になっても青年の様な旺な精神を以て益々奮闘して境遇を開いて行く人である。」という一貫した精神のもと、2007年9月に社会人女性のためのビジネスプログラムを開講しました。2019年4月までに148大学出身者、601名を受け入れてきました。ここ数年働く女性たちの意識が大きく変化し、出産・育児等から社会復帰を目指す主婦層だけでなく、「非正規雇用から正規社員に就職し直したい」「異なる職種に挑戦したい」などキャリアチェンジを目的とした受講者も増え、日本女子大学以外の大学出身者の割合が71.8%、年齢層も20〜50代と幅広く、多様性が広がっています。

実務家教員による授業を開講し、ワークショップなど双方向スタイル、企業と連携した授業も展開しています。修了要件は28単位280時間で、ビジネス英語、IT、日本語、キャリアマネジメントを必修とし、選択科目においてプレゼンテーションやマーケティング、会計、貿易実務、内部監査等のビジネス科目を履修します。後期には多様な就職支援企画が実施される1年間のプログラムです。多くの受講生が修了を目的にしているだけでなく、まさに自らを高めるために修了要件以上の時間を学習に費やしています。

就職支援について

文部科学省、観光庁、東京商工会議所、東京労働局との連携や、夏季休暇期間中に実施する企業インターンシップ、独自の求人Webサイトの設置、そして毎年1月下旬には在籍受講生・修了生のための合同企業説明会を開催します。 さらに日常的な支援として、キャリアカウンセラー、本学教員、職員によるキャリア相談、模擬面接などのサポートも提供しています。

卒業生の進路

事務職(経理・人事・実務貿易など)のほか、総合職、広報、営業等、幅広い業種・職種に進んでいます。再就職を希望する修了生の就職率は高く、本課程の修了生を『人材の宝庫』と高く評価し、リカレント採用枠を設けて継続採用する企業も増え、企業側の期待値は増加傾向にあります。

卒業後の進路
女性が受講しやすい工夫

託児サービス / オンデマンドによる授業 / 週末開講 / 夏期休暇 / 短期間集中

第1回修了生 株式会社吉岡屋代表取締役社長 上山 絵美子 氏

子供が小学生になり、再就職をしたいと思ったものの、就業からしばらく時間が空いてしまった自分に何ができるだろうか、通用するのだろうかととても不安に思っていたところ、母校でリカレント教育が始まると知り、まさしく今の私にぴったりだと、即受講を決意し応募しました。ビジネスにおいてすぐに役立つ知識やリテラシーが1年の受講期間中に効率よく学べたことが、再就職直後から現在に至るまで随所で役立っています。ITリテラシーはもちろんのこと、経営者となった現在では、企業会計、労務について学べたことも大きな経験となっております。外国人客に接することも多く、英語の継続的な学習の必要性も感じております。
受講後、仕事の幅を広げるべく、大学におけるキャリア支援業務に従事しました。2014年5月には、内閣府再チャレンジ担当大臣主催の「第四回再チャレンジ懇談会」に参加し、女性の再就職の現状及び課題について提言するなど、再チャレンジを目指す女性支援に注力しました。父の他界を機に家業を継ぎ現在に至ります。日頃は現場の仕事から管理業務までと仕事は多岐に渡りますが、前述のリカレントで学んだことはもちろんのこと、採用場面においては専業主婦歴の長い女性の採用や、大学生のインターンシップ受け入れなど、これまでの仕事で経験したことを、今の仕事にも生かしております。

第19回修了生 キリンビジネスエキスパート株式会社 緒方 葉子 氏

大学卒業後、契約社員として就職しましたが出産のため退職し、その後臨時職員として就労を再開しました。ITスキルも業務では必須でしたが自己流で覚えました。経験を積んでも学びの機会が少なかっことから、1年間勉強をしながらゆっくりキャリアプランを考えたい、できれば長く働ける正社員として就職をしたいと考えて、専門教育訓練給付金講座であるリカレント教育課程に入学し学び直す決意をしました。
在学中は、学び直したいという高い志の方が多くおいでで、豊富な知識をお持ちの方々との交流が増えて日々の生活に刺激を受けました。そんな方々と一緒に学ぶ事で多様性を実感しつつ、IT・英語、簿記・国際協力ボランティア論等を学ばせていただきました。授業の時間帯もちょうどよかったです。
再就職先はリカレント求人だった現在の会社に入社し正社員として充実した日々を送っています。経験不足からくる不安はありましたが、リカレント教育課程での学びを活かしつつ先輩社員の協力によりスキルや経験を積んでいます。学び直しは、人生を見つめなおしたり視野が広められたりしますので、私には必要なプロセスでした。もっと広まって欲しいです。

リカレント教育課程主任 片山伸也 准教授

本学リカレント教育課程の創設にあたって、ソーントン不破直子 名誉教授が「日本女子大学は、卒業生はもとより、すべての女性にとって人生航路の必要な時に立ち寄り、休息し、給油し、糧食を得て、次の航海に再出発できる港になりたいと願っています」と述べているように、日本女子大学は生涯教育の理念のもと、社会人にとっても新たな学びの場であり続けています。
リカレントでは学部科目とは異なり、ビジネス性に特化した科目群を提供していますが、単なる実務的なスキルアップではなく、受講生同士あるいは受講生と講師がディスカッションしながら進められるワークショップ形式の授業も多く、協調性やコミュニケーション能力、問題解決能力が養われていくのも、通学制にこだわる本課程の特色です。
授業の合間や夕方遅くまで、大学図書館や演習室など大学施設を利用して自習に励む受講生をよく目にします。そのような学ぶ態度が身についていることも企業から高く評価いただいているポイントです。
様々な形でキャリアを変更した女性が、各自にあったやりがいのある仕事に出会い、生き生きとした人生を再始動するお手伝いができればと、スタッフ一同、願っています。

京都女子大学「リカレント教育課程」
ビジネススキルをはじめとした短期集中プログラムの提供による就業支援

プログラムについて

京都女子大学リカレント教育課程では、半年間という短期集中のプログラムで、結婚や出産などを機に退職した女性が、再就職や転職の際に感じる不安や戸惑いを少しでも減らしていただけるよう実務に直結したカリキュラムをラインナップしました。2018年にスタートし、1期生は85%が就業しました。2019年度は19名の受講生が学んでいます。
授業は学部授業科目からなる「基礎教養科目」と、少人数でじっくり学ぶことができる「キャリア形成科目」から構成されています。キャリア形成科目では実践で役立つ英語やITリテラシーの他、最新の経営知識、キャリアデザインに関するものまで、即戦力として、実践で役立つ多様なスキルを学ぶことができます。学びやすさを考え、主要科目は2,3時間目(10:35~14:30)を中心に配置しています。

就職支援について

就業サポートとしては、京都中小企業家同友会、企業などとの情報交換を通じた課程修了者と企業の交流会イベントや、学内での合同会社説明会を開催しています。また、就業に向けた日常的な支援として、学内に常駐するコーディネーターのきめ細かなサポートを受けたり、人材ビジネスのエキスパートによるワークショップ・キャリアカウンセリングを受けられます。

卒業生の進路

食品会社や地方裁判所等、幅広い業種・職種に進んでいます。

女性が受講しやすい工夫

専属コーディネーターによる就職準備のためのサポート(カウンセリングなど)/ 託児サービス(費用一部負担)/ 短期間集中の講義

受講者 山口香世 氏

出産を機に退職をし、子育てに精一杯の日々を送っていましたが、子育てが落ち着いたタイミングで、ふと自分と社会の接点がほとんど無いことに気が付きました。このままでは、社会に出る自信も勇気も無くなってしまうと悩んでいたところ、京都女子大学のリカレント教育課程を知りました。
受講へ1歩踏み出せたのは、2歳の息子の託児サービスがあり、そして半年間と短期間のプログラムであった事、学びたい科目が多くあったからです。科目は基礎教養科目とキャリア形成科目があり、幅広い選択肢の中で今まで関わったことがないけれど学んでみたい科目に、挑戦できる所にも魅力がありました。そしてPCや英語、ロジカルライティング等、実践的な科目もあり大変充実していました。特にライフキャリア・デザインの授業では、働くことの意味を考え、自己理解を深め自分の強み、能力を知りそれをどのように活かすのか、自分の可能性を広げる為にこれから必要なスキルや知識は何かを考え明確にしていきます。それによりキャリアビジョンが5年、10年、20年、30年先へと広がりました。だからこそ今、自分がするべきことにフォーカスをしっかり当てることができました。それに加え、就職支援体制が整っており、コーディネーターやキャリアカウンセラーに相談をしながら、再就職の為に何をするべきなのかを、段階的に確認しながら就職活動を進めることができ、大変心強かったです。
リカレント講座の受講後は、まず社会に出て仕事に就きます。その準備はリカレント教育課程で出来ました。仕事に就き半年後・1年後に自分のキャリアプランと比較し、働き方を再検討し、主体的にキャリアを形成していきます。そのためにも、常に自ら情報を得て考える事・そして学び続ける事が重要だと考えています。

講座担当者 京都女子大学 岡﨑昌枝 氏

コーディネーターとして受講生が学びやすい環境をつくり、就職へと繋げていけるように意識して取り組んでいます。 年齢、家庭環境、就業経験が異なる受講生が満足して学ぶことができるために、個人にあったプログラム選択、保育ルームとの調整など受講生の視点で支援をしています。また、早い段階でインテーク面談を行うことで受講生のニーズをキャッチし授業に活かしています。コーディネーターによるインテーク面接からキャリアカウンセリングにつなぐことで多様な視点での就職アドバイスができ段階的な支援体制が整うようにしています。
本学では、既定のプログラムのほか、先生方や1期生との交流会を受講生が企画し、大学としても中小企業家同友会との交流会、企業説明会などを開催して就業のイメージを持っていただけるようにしています。そのことにより、主体的に考えるキャリアプランが育っていくことができているのではないかと思います。 リカレント受講生の皆さまが新しい扉を開くため京都女子大学地域連携研究センターでは多様な連携先とともにお手伝いしていきます。

関西学院大学「ハッピーキャリアプログラム 女性のキャリアアップ・起業コース」
高度ビジネススキルをアクティブラーニングやチーム活動により身につけ即戦力に

プログラムについて

本コースは、出産などを機に一旦職場を離れた女性の職場復帰や再就職、または起業を目指す女性をサポートするために2008年にスタートしました。一貫して、「自分らしく働き、生きる」「女性の活躍がこれからの企業を変える、社会を変える」をコンセプトに展開し、現在(2019年度)に至るまで217名が受講してきました。
カリキュラムは、ビジネスベーシック(必修)、ビジネスプロフェッショナル(選択)、スペシャリスト(選択)からなります。授業は、キャリアデザインを描いて自分づくりをすることから始め、コミュニケーション力、モチベーション・マネジメント、時間管理術から、企画、経理、営業、管理などの専門的なスキルまで、企業の即戦力として、また起業家として必要な人間力と仕事力を身につけることができるよう設計されています。
2020年度からは、非正規雇用から正規雇用への転換や転職といったキャリアチェンジや、スキルアップを目指す女性のキャリアアップを支援するために、カリキュラムを改訂し、より多くの女性の就業支援を行います。

就職支援について

「ハッピーサポート」として、以下の支援を提供します。
・キャリアカウンセリング:キャリアコンサルタントによる相談実施。
・再就職、起業サポート:長年の実績で培った連携企業や修了生とのネットワークをもとに求人情報を提供するほか、連携団体による創業・経営相談サービスの紹介による起業支援。
・会員SNS:他コースも含めた修了生・受講者の情報交換や交流。
・各種公的資格取得支援:本学が在学生を対象として提供する公的資格取得のための「エクステンションプログラム」受講料の優遇措置。

卒業生の進路

第1期~11期の就業者比率は、2019年4月現在で、91.8%という高い水準に達しています。育児休業者の多くはメーカー、サービス、小売などの勤務先に職場復帰していますが、中には転職や起業した人もいます。再就職希望者は、サービス業、小売業、教育、医療・福祉、メーカー、情報・通信業などの企業への就職が多いですが、行政機関への就職者もいます。起業者はインテリア、アロマなどの美容関係、アクセサリーなどのファッション関係、健康や食品関係など女性ならではの視点からの起業が多く、中にはマスコミに取り上げられるほどの活躍をしている人もいます。

女性が受講しやすい工夫

平日昼間・土曜開講 / 科目選択制 / 年度を超えた受講が可能 / 保育所入所に必要な就学証明書の発行

受講者 Information Plus-T 代表取締役 吉田薫 氏

なんとなくキャリアアップしたいと思っていた時にハッピーキャリアを知り、気軽に受講したプログラムだったのですが…。講義や演習など充実した内容が多く、自身の業務や意識にたくさんの刺激を与えてくれるものでした。仕事と家事・育児の両立は大変でしたが、ぼんやりしていた目標も明確となり、自分の仕事をビジネスという視点で捉えることができ、どのように進めるべきかきちんとしたビジョンを持って起業することができました。何かあると自分の軸がブレてしまい流されていた自分がいましたが、講座や先生のアドバイスでビジネスに幅が広がりました。
現在も、この講座を受けたことで自分に自信がついたことを、日に日に感じております。また、他の受講生の皆さんと沢山の意見交流もでき、とても良い関係が築けた有意義な時間でもあったと感じています。ここで築いた人との関わりや関係性は、今の自分の財産となっています。このネットワークやご縁を大事に、今後のキャリアに生かして頑張っていきたいと思います。卒業した今でもいつも温かく迎え入れてくれる場があり、安心して仕事ができている自分がいます。ハッピーキャリアに参加できたことに本当に感謝しています!

講座担当者 関西学院大学専門職大学院経営戦略研究科 教授 大内章子 氏

文部科学省「社会人学び直しニーズ対応教育推進プログラム」委託事業として始まった本プロラムは、「このプログラムのおかげで人生が変わった」「後進のためにぜひ続けてほしい」という修了生の声に支えられて本学独自で継続して12年になります。企画運営母体は社会人対象のビジネススクールとしてリカレント教育に力を入れてきた本学経営戦略研究科で、ビジネススクール教員と実務家教員と事務スタッフが力を合わせて、皆さんの学びをサポートしています。お料理に例えるなら、私どもは最高の材料を準備し、最高の調理方法を伝授します。日本料理でもフレンチやイタリアンや中華料理でも、皆さんの好きなお料理を極めることも、苦手なお料理を克服してレパートリーを増やすこともできます。
本プログラムでは受講期間中の学びに終わることはありません。共に学んだ仲間、他の期の修了生や姉妹コースの「女性リーダー育成コース」の修了生、「大学連携オンラインコース」の連携先の大学の受講者とのネットワークも広がります。一歩を踏み出し、志を共にする仲間とご一緒に学びませんか。

福岡女子大学「女性のためのウェルカムバック支援プログラム」
長期インターンシップで自信をつけて、次のステップへ

プログラムについて

本プログラムでは、同じ目標を持つ仲間との対話や、専門家によるコーチングを通じて、なりたい自分を思い描き、実現するためのスキルや知識を身に付けていきます。5カ月間に渡って体系的に、職場で必要となるスキル、家庭との両立のために必要となるスキルを学び、さらに有償の長期インターンシップを体験することが可能です。2019年8月にスタートし、 同年の12月に1期生(8名)全員が修了しています。

授業は「自分を再発見」「自己を磨く」「新しい自分への再挑戦」という3つのテーマから構成され、まず自分を再発見するために、キャリアの棚卸や目指す将来像等自分についての深掘りを行い、次に自分の魅力を磨くために、コミュニケーション術を磨くとともに、模擬面接を実施します。プログラムの最後は「福女大ウェルカムバックドラフト会議」と称し、インターンシップで派遣予定の企業の方々に直接自己PRのスピーチを行い、その後直接面談を行う「交流会」が開催されます。
 子育て中の受講生の学びやすさを考え、主要科目は2,3時間目(10:30~14:30)を中心に配置し、無料の託児サビースも用意しています。(インターンシップ期間は除く)

授業風景1
授業風景2
授業風景3
就職支援について

交流会で面談した企業の中からインターンシップ先を決定し、有償にて勤務をすることになります。インターンシップ期間終了後はそのまま企業に就職したり、他の企業へ就職することが可能です。インターシップ期間中やその前後には、様々なワークや対面授業、インターバル講座の実施等を通じて精神面のサポートを行います。

卒業生の進路

地域医療専門メディアや建設業、製造業、小売業、教育関係等、幅広い業種・職種で活躍しています。
詳細は下記の表を御覧ください。

表1
女性が受講しやすい工夫

無料託児サービス / オンライン学習 / 短期間集中 / 欠席時のサポート

受講者 S.S 氏

福岡女子大学の「女性のためのウェルカムバック支援プログラム」を受講したころ、私は社会から取り残されているような気分でいました。というのも、当時の私は夫の転勤で前職を退職して以降、出産と育児を経験。子供との生活は楽しいけれど、物足りなさを感じていました。
とにかく何か活動をして社会と関わろうと、育児サークルの役員をしてみたりしましたが、やはり物足りなさは解消せず、再就職を意識し始めました。情報収集するうちにこのプログラムのパンフレットを手にし、「私が探していたのはこれだ」とピンときました。
前職の経験を活かして再就職するのか、全く新しい業界に飛び込んでみるのか、プロの手を借りてながらじっくり考えたいという期待や、いきなり再就職するよりも、講座を受けて心の準備や頭の中の切り替えをしたいという気持ちから受講を決めました。無料で託児が付いているのも大きなポイントでした。
実際にプログラムが始まってみると、「対話」を中心にした講義が多く、多様な考え方に触れたり、自分の考えを人に伝える練習になるなど、しばらく仕事をしていなかった私にとっては、良いリハビリになったような気がします。
また、過去の仕事上の経験を振り返り、可視化する作業は、意外と体力がいるし辛いものです。逃げ出したくなります。しかし、講義内外で一緒に取り組む仲間がいたことで、何とか仕上げることができました。
これまでのキャリアの整理と、これからどういう風に進んでいくのか。これは一人で考えるよりも、仲間やプロの講師がいるこのプログラムで取り組めて本当に良かったと思っています。
現在、私は前職と同じ業界の会社でパート勤務をしています。この先ずっとここで働くかどうかは分かりませんが、再就職の足がかりとしてこのプログラムは大変役立ったと感じています。

講座担当者 福岡女子大学国際文理学部国際教養学科 櫻木理江 氏

本学のプログラムでは,5カ月,計121時間をかけて徐々に再就職のため必要な様々な準備を進めていきます。一般的な再就職支援のプログラムとは異なり,講師による講義に加えて少人数でのグループワークなども多くご用意しているため,様々な年齢層の受講生の皆さんが互いに励ましあいながら非常にアットホームな雰囲気で進んでいくのが特長です。講義やグループワークを通じて自分を見つめ直し,なりたい自分を思い描いた後は,60時間の有給インターンシップを体験して頂きます。これによってなりたい自分への第一歩を踏み出して頂けます。インターンシップ終了後には,そこで継続して正社員として就業される方もいらっしゃれば,インターンシップをしたからこそ,事前に希望していた業界や職種が思っていたものと違ったということに気付かれる方もいらっしゃいます。どのような形であれ,これを経験することによる学びがあります。また,受講料のほとんどがインターンシップへの報酬という形でお手元に戻ってきます。学びの多いプログラムにするだけでなく,少しでも受講生の皆さんにとっての金銭的,物理的負担を少なくできるように本学では他にも様々なサポート体制をご用意しています。

京都光華女子大学・京都光華女子大学短期大学部「リカレントプログラム」
実践的なビジネススキルと専門職講座の受講を通してキャリアアップを目指す

プログラムについて

京都光華女子大学リカレントプログラムは、女性キャリア開発研究センターと地域連携推進センターが共同で2019年9月にスタートさせました。本プログラムは、京都府の2019年度大学連携リカレントプログラムに選定されています。
 授業は5カ月間の短期集中型で、リカレントプログラム受講生のための「基礎講座」(キャリアデザイン、ビジネスコミュニケーション、リーガルリテラシー等)に加え、職場や社会で必要とされるスキルを身につけるための「ビジネス講座」、保育士・幼稚園教諭や管理栄養士、看護師・介護士等の国家資格取得者に向けた「専門職講座」を提供しており、仕事に復帰したい方、専門職としてキャリアアップしたい方など、多様なニーズをもつ方々の就業を支援しています。また、プログラム修了要件60時間以上を満たした方は、本学の「履修証明書」を交付いたします。

就職支援について

キャリアカウンセラーが受講者の希望するキャリアプランの実現に向けてサポートする「個別カウンセリング」の他、職業人として必要なスキルを習得する「就労前セミナー」を実施しています。

卒業生の進路

卒業生は大手企業の営業所で事務職として活躍しており、今後、多様な視点で課題を解決する力をもった専門職のキャリア支援も充実させていきます。

京都光華女子大学で学ぶ良さ

職場や社会で必要とされるスキルを身につけるため、4学部7学科の専門教育科目を活用するとともに、様々な課題に対応する力を養うために本学で開講される「リベラルアーツ教育科目」を提供しています。

女性が受講しやすい工夫

女子大生とともに学ぶ授業科目 / 個々のニーズに対応した個別面談 / 保育サービス / 短期間集中

受講者 栁田裕美 氏

人生100年時代、産後からの社会復帰にリカレント教育を!!
出産・育児、夫の転勤や親の介護等の家庭事情により、一時的にキャリアを中断する等、選択を迫られる時期が女性には数多くあります。私自身、就労継続を希望しておりましたが出産を機に退職するに至りました。切迫早産による長期入院・異常分娩は母子共に回復に時間を要し、就業継続の道も閉ざされました。予定不調和の連続に打ちのめされた産後、社会から切り離されたような育児空間に息苦しさを感じ、悶々と過ごしておりました。そのような中で母校のリカレントプログラムの受講を決意しました。学内保育サポートは「預けられない、働けない」のジレンマからの脱却に繋がり、待機児童期間を有効に過ごせるものでありました。毎日子供と出掛ける習慣は、復職後の1日をシミュレーションすることにも繋がり、チーム育児として家族の協力体制を構築すること、また病後保育やファミリーサポート等のフォロー体制構築にも繋がりました。子供も慣らし保育期間となり、良い生活リズムに繋がっています。またFPやジェンダーの講義を通じて、夫婦で話し合う機会が増え、家族のライフプランを共有することにも繋がり、ONE TEAMとして結束を固めることに繋がったように思います。働きママン一年生として、現在スタートしております。

京都光華女子大学 副学長・女性キャリア開発研究センター長 加藤千恵 氏

女性キャリア開発研究センターと地域連携推進センターが共同で進める本学のリカレントプログラムは、9月中旬に開講するリカレント生対象の「基礎講座」と、9月下旬に始まる学部授業から選択する「ビジネス講座」「専門職講座」の2段階方式になっています。1期生の栁田裕美さんは企業で働くことを希望していましたので、「基礎講座」受講後に、本学のビジネス系の学科(キャリア形成学科、ライフデザイン学科)の授業科目を履修しました。情報リテラシー、ファイナンシャルプランニング、簿記・会計実務、プレゼンテーションなど実践的な科目を受講するかたわら、将来的にご家族の介護に役立てたいと、専門職育成を目的にした医療福祉学科の科目も聴講しました。仕事に復帰したい方、キャリアアップしたい方など、多様なニーズをもつ方々に活用して頂けるよう推進してまいります。

明治大学「女性のためのスマートキャリアプログラム」昼間コース
ビジネスの基礎科目の習得からケーススタディまで行う半年間の短期集中プログラム

プログラムについて

本プログラムは、結婚、出産、育児、介護等で離職して家庭に入った女性が、仕事復帰をして社会にもう一度足を踏み出すきっかけになることを目的としたビジネスプログラムです。受講生は約半年間で、マーケティング、金融財務、マネジメントなどビジネススキルを総合的に学ぶことができ、講義はすべて昼休みをはさんだ、10:30~14:30に行われます(1日2コマ)。
 授業では、理論と実践をバランスよく学ぶことができ、企業の課題を解決する実践的なゼミや、専門職大学院(MBA)講師との双方向形式での対話、グループ討論など、「アクティブ・ラーニング」形式の科目も用意されているため、実際に職場で活かせる知識・実践力が習得できます。
2015年に開設され、現在(~2018年度)に至るまで合計200名を超える修了生を輩出しています。

就職支援について

協力企業・団体による支援として、①キャリア支援セミナー②就職サポート(キャリアカウンセリング・企業マッチング)③採用企業合同セミナー・採用企業個別会社説明会を実施しています。

卒業生の進路

フリーランスとしての起業、家業の継承、再就職、大学院進学等、多岐に渡っています。本プログラムは、再就職のみを着地点としておらず、女性の多様な生き方を尊重し、次のステップへの助走期間として学んでいきます。

女性が受講しやすい工夫

平日昼間開講・短期間集中

修了生 馬場亜希 氏

子供が小学2年生、4年生の秋でした。息子2人が中学生になったらほとんど家に帰ってこないことが安易に想像され、私も自分の世界をもたなければと復職を考え始めていました。そんな時に、このスマートキャリアプログラムと出会い、「これだ!」と思いました。勢いで入校したものの40代に突入しており、自分でもついていけるのかと最初はとても不安でした。しかし、同じ世代・境遇の方が非常に多く、安心し、共感し、助け合い、励まされ、また同じ目的をもつ仲間と切磋琢磨して過ごした半年間は、私の人生においてとても貴重で贅沢な時間となりました。
 プログラムでは、幅広い授業が展開されており、復職に繋げるためだけではなく、人生観においてもとても視野が広がりました。私は、ビジョン・ロードマップという最初のテーマの授業中に、実は前職へ復職したいという強い思いがあることに気づき、その勢いで元上司から人事へと連絡をとり、面接3回を経て修了する頃までには元の職場への復職が決まりました。ここで過ごした日々のおかげで、自分に自信をもつことができたからだと思います。自分がやりたいことに気づかせてくれ、また後押ししてくれたスマキャリ(※プログラム愛称)には感謝の気持ちでいっぱいです。

明治大学 商学部教授 小川智由 氏

社会や産業界で「女性活躍」が唱えられ、社会人の学び直しへの期待が高まる今日、「女性のためのスマートキャリアプログラム」は、専業主婦からの職場復帰や再就職をめざす方のみならず、起業や、ご家族の事業の本格支援をめざす方々にも相応しい特色あるビジネスプログラムです。講座は、経営や財務、マーケティングなどの分野の新たな理論とその活用という基礎的な学術分野と、ビジネス・コミュニケーション、論理的思考、リーダーシップ、ビジョン・ロードマップなどの、実務的な応用分野から構成されています。
 また、ゼミナール形式で行う科目として、商品企画や事業創造など実際の企業の経営・マーケティング戦略課題の解決にチームで取り組み、策定した企画案をその企業の経営陣に向けてプレゼンテーションするという科目も用意されています。ゼミナール以外にもワークショップ形式で行う科目が多く、ビジネスや仕事、人生観に対して同じ目的や価値観を有する受講生の間に、講座を通じて生まれるつながりやネットワークはこれからの貴重な財産となるでしょう。これまでの講座修了者とのつながりの機会があることも、本講座の特徴です。

Topic 3女性のリーダー育成・専門知識の取得を支援するリカレント講座

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明治大学「女性のためのスマートキャリアプログラム」夜間・土曜主コース
夜間・土曜を中心に半年間学ぶ短期集中ビジネスプログラム

プログラムについて

本コースは、半年間でビジネスの実践力を総合的に学ぶプログラムで、リーダー・マネジメント層を目指す女性やキャリアアップを目指す方、起業を目指す方に向けた講座として2015年にスタートしました。現在(~2018年度)に至るまで合計100名を超える修了生を輩出しています。就業中でも通える半年間の短期集中カリキュラムとなっており、平日の夜間(19:00~21:00)と、土曜の講義を基本としています。お仕事の事情に配慮し、未修了時は次期での再受講にも対応しています。
 授業では、これまでの実践知に理論を結びつけバランスよく学ぶことができ、内容としては、企業の課題を解決する実践的なゼミや、専門職大学院(MBA)講師との双方向形式での対話、グループ討論といったような「アクティブ・ラーニング」形式の科目も用意されているため、実際に職場で活かせる知識・実践力が習得できます。また、企業研修の一環として利用することも可能です。

キャリア支援について

協力企業・団体による支援として、①キャリア支援セミナー ②就職サポート(キャリアカウンセリング・企業マッチング)など、履修生のニーズに応じて実施しています。

卒業生の進路

社内でのマネジメント層へのキャリアアップや、非正規雇用から正社員への転職、異業種へのキャリアチェンジなど、多様な進路を歩んでいます。ビジネススキルを学ぶのみならず、自分自身の働き方・生き方を棚卸することで、自信をもって次なる一歩を決めることができます。

女性が受講しやすい工夫

夜間 / 土曜開講 / 短期間集中

修了生 宮武香織 氏

自分を高めていきたいけれど、どうしたら良いか分からない。そんな時に出会った明治大学「リバティアカデミー」の冊子。数ある講座の中で特に魅力的であったのは、「女性のためのスマートキャリアプログラム」でした。とはいえ、半年間も通えるだろうか。悩んでいた背中を押してくれたのは上司でした。「今 行ったほうがいいよ。」と。
 スマキャリ(※プログラム愛称)生活スタート直後の授業「ビジョン・ロードマップ」。自分自身を見つめなおし、今後どうしたいのかを考える授業でした。「思い願う」だけではなく、目指すゴールをマップに描き、実践する事により実現に近づけると学びました。また、特に印象に残っているのはゼミです。限られた時間の中で、メンバーの価値観を尊重し、意見を纏めて発表するのはとても大変でしたが、得られたものは、それ以上だと確信しています。プログラム修了後、自分に自信がつき、以前より的確に物事を伝える事が出来るようになったと感じています。
 今は、修了後「学び」の大切さを実感して、資格取得のために学習を続けています。「スマキャリ」は私の学び直しの出発点となりました。優秀な先生方や事務局の方々が学びを応援して下さいます。受講中はもちろん修了生となってからも、スキルアップ出来る機会もあります。スマキャリ生として共に成長していきましょう!

明治大学 商学部特任准教授 樋渡雅幸 氏

ダイバーシティ社会を実現するための第一歩は「女性活躍」です。
 そのためには女性の働きやすい環境を整備することは極めて重要ではありますが、女性が活躍するための知識・ノウハウを身に着けることも重要なポイントとなります。 その実現に向けて「女性のためのスマートキャリアプログラム」では、その学び直しのニーズに応えるために相応しい特色あるビジネスプログラムとなっています。
 私が担当させていただく「実践コンサルティングプロジェクト」は、プロジェクトとして実企業からテーマをいただき、ゼミナール形式でメンバー間の議論を重ねそのテーマに対する施策を構築します。そのためには、様々に存在する問題点を構造的に把握し、課題を抽出し解決策を提示しなければなりません。このようなプロジェクトは経験を重ねなければ、その能力を高めることが難しいものです。是非この機会にチャレンジして欲しく思います。
 その他にも講座には、経営や財務、マーケティングなどの分野の新たな理論とその活用という基礎的な学術分野と、ビジネス・コミュニケーション、論理的思考、リーダーシップ、ビジョンロードマップなどの、実務的な応用分野へと多くの学びに溢れています。この機会を活かしていただきたく思います。

関西学院大学「ハッピーキャリアプログラム 女性リーダー育成コース」
アクションラーニングやケーススタディによる経営知識習得で真のリーダーに

プログラムについて

本コースは、 「女性の活躍がこれからの企業を変える、社会を変える」をコンセプトに、10カ月間でビジネスの実践力を総合的に学ぶプログラムで、リーダー・マネジメント層を目指す女性やキャリアアップを目指す方、起業を目指す方に向けた講座として2014年にスタートしました。現在(2019年度)までに合計134名が受講してきました。
コア、ベーシック、アドバンストと3つのグレードに分かれたカリキュラムが用意されていることが特徴で、ビジネススクール教員と実務家が授業を担当し、管理者として必要な経営理論と、現場活用の応用力の両面から学びます。さらに、ディスカッション、グループワーク中心の授業で状況変化への適切な判断力・意思決定力を身に付けます。
2020年度からは、より深く学びたい、高度な知識を修得したいという受講者のニーズに応えて、カリキュラムの一部を改訂し、科目等履修として本学ビジネススクールの正規授業科目を選択科目群に組み入れます。

キャリア支援について

「ハッピーサポート」として以下の支援を提供します。
・キャリアカウンセリング:キャリアコンサルタントによる相談実施。
・上司タイアッププロジェクト:受講者の上司を対象にしたプログラム参観等を通じた部下などへの理解促進。
・メンター相談会:既に社会で活躍している女性役員などによるロールモデルとしての相談会開催。
・会員SNS:他コースも含めた修了生・受講者の情報交換や交流。

卒業生の進路

役員や課長などの管理職、係長・主任への昇進・昇格などのキャリアップ、希望する部署への異動や希望する転職の実現などのキャリアチェンジなど、多様な進路を歩んでいます。

女性が受講しやすい工夫

夜間・土曜開講 / 10か月間集中 / e-learning / 科目選択制 / 年度を超えた受講が可能 / 保育所入所に必要な就学証明書の発行

受講者 関西テレビ放送 制作局制作部 部長 高島公美 氏

テレビ局で番組制作の仕事に長く携わった後に、畑の違う部署に異動となり、その業務に取り組む中で、このプログラムへ参加したいと思った理由は3つあります。
①全社を巻き込み、意識変革しながら社内改革を推進することの困難さを知ったこと。②管理職としての視点や意識が足りず、学びが必要と痛感したこと。③様々な立場のリーダーとの交流などネットワークの重要性。
受講してみて、管理職として業務にあたる上で様々な気付きを得ました。
①理論の実践や学習する姿勢:学習内容が実際の業務改善に大いに役立ち、各界でご活躍のリーダーの方のお話から、いくつになっても学習する姿勢の大切さを学びました。
②ポジティブシンキング:偶然をキャリアアップにつなげられるかはこれにかかっていると思います。違った部署で大きな課題に取り組むことをチャンスと捉えられたのは、ハッピーキャリアのおかげです。
③チームビルディング:ビジネスの現場に戻って、プログラムでのグループワークがとても効果的なトレーニングだったと感じています。プログラムでの何よりの成果はともに学んだ大切な仲間を得たこと。今でも、仕事の相談や勉強会など情報交換をする交流が続いており、それが仕事への原動力になっています

講座担当者 関西学院大学専門職大学院経営戦略研究科 教授 大内章子 氏

2008年開講の姉妹コースの「女性のキャリアアップ・起業コース」で多くの女性の育児休業からの復帰、再就職・起業の実現をサポートしてきましたが、たとえ長い間勤務している女性でも企業の意思決定層である役員・管理職に就くことが難しい現状を少しでも変えたいという思いで、2014年度に「女性リーダー育成コース」を開講しました。多くの女性には、男性とは異なり企業の教育訓練や配置転換の機会が少なく、それらを通して得られたはずの知識や経験・スキルが不足しています。その不足を補うために、長年、本学経営戦略研究科で培ってきた社会人対象のビジネススクールでのケースメソッド授業などの教育方法を用いて、ビジネススクールで学ぶ内容をコンパクトにして、仕事に育児・介護に多忙な女性が学びやすいようにしています。
ご自身の仕事経験を活かしながら、最先端の理論を学び、それをビジネスの現場の実務に活かす「理論と実務の融合」をすることにより、受講者の皆さんは大きく成長され、役員・管理職への昇進、希望する部署への異動や転職などを実現されています。志を共にする仲間とともに、職場で仕事する上で有益なスキルを身につけませんか。

関西学院大学「ハッピーキャリアプログラム 女性のビジネススキル養成 大学連携オンラインコース」
オンライン共有双方向授業による多地域の大学連携女性の高度ビジネススキル養成コース

プログラムについて

本コースは、ビジネス実践力を総合的に学ぶハッピーキャリアプログラムの3つめのコースとして、2019年にスタートしました。経営知識・技能やリーダーシップ、組織マネジメント力、意思決定力、課題解決力など企業の戦力となる高度なビジネス力を培い、地域で活躍する女性リーダーを養成する機会を多地域に拡大することを目的としています。具体的には、オンラインを活用して多地域間の双方向性のある授業を展開し、大学連携により 質の高い学びと「知の融合」を、今までリカレント教育機会の少なかった地域に提供しています。
受講者は主にキャリアアップ・起業を目指す方とし、初年度は、東北公益大文科大学大学院(山形県鶴岡市)と連携し、山形の3名の受講生が、関西の10~30余名の受講者とともに学びを共有しました。2020年度以降は連携大学3大学、受講生15名を目指しています。
授業はオンライン会議システムを用いてリアルタイムで双方向ディスカッションを交えながら行います。地域間をまたいだグループワークの実践を通して、オンラインワークへの適応と、多様な価値観を融合させて状況変化へ対応する適切な判断力・意思決定力を身に付けられます。

キャリア支援について

「ハッピーサポート」として以下の支援を提供します。
・キャリアデザイン:受講者個人に応じたキャリアデザインを授業とその後のフォローを通して行います。
・会員SNS:他コースも含めた修了生・受講者を会員としたSNSにより、キャリアの開発とリクルーティングにつながる女性リーダーたちの語らいの場を設けています。
・キャリアサポート:連携大学独自で、その地域に合ったキャリアサポートを実施しています。

卒業生の進路

職場でのスキルの向上や昇進などのキャリアアップ、希望する部署への異動や転職などのキャリアチェンジなどが期待されます。(2019年度が初年度のため卒業後の進路は未定)

女性が受講しやすい工夫

連携先大学の受講生の環境に応じた授業日程構成 / 平日の日中、土曜日開講 / フルタイムで働き、夜間・週末の受講が望ましい受講生に対する録画授業の提供

講座担当者 東北公益文科大学 伊藤眞知子 氏

東北公益文科大学大学院(山形県鶴岡市)では、女性のための学び直しプログラムとして2019年度に初めて、大学連携でオンラインコースにジョインしました。関西学院大学ハッピーキャリアプログラムの「キャリアデザイン」等の4科目をオンラインで受講し、さらに本学大学院の1科目を加えた5科目(60時間)の履修証明プログラムを開講しました。授業では、モニター画面を通じて、関西学院大学の先生方の講義を聴き、質問したり、グループワークをしたりという双方向型の学びが進められています(一部授業は録画で受講)。関学・公益大の混成チームでのグループ研究・発表、パソコンを使ってのオンラインでのペアワークなど、さまざまな工夫により、地域を超えた新たな“学び合いの空間”が出現しています。
受講生の一人は、「自分自身を振り返り、仕事での役割や仕事で得られるものに気づくことができた。オンラインを通して多様なバックグランドの方と話ができることが良い。こんな講座を探していた!」と語り、もう一人は「遠方に行かずとも、この地域で学ぶことができることは大変ありがたい」と語ってくれました。東北地方の小都市に居ながらにしてビジネススクールの実践的な学びに触れ、多くの仲間を得て、自身のキャリアの見通しを持つことにつながっています。大学連携によりこのような講座が実現したことに心から感謝し、多くの女性たちに受講していただきたいと願っています。

講座担当者 関西学院大学専門職大学院経営戦略研究科 教授 大内章子 氏

ハッピーキャリアプログラムでは、これまで「女性のキャリアアップ・起業コース」および「女性リーダー育成コース」の姉妹コースの開講により、女性のためのリカレント教育を実践してきました。その間にお受けした国・地方自治体や複数の大学からのヒアリングの中で、地方都市では、大学が女性のためのリカレント教育に取り組むことが難しく、女性は学びたくてもなかなか学べない状況があることがわかりました。
そこで、これまでプログラムの企画運営の中で培ったノウハウを活かして、リカレント教育を受ける機会の少なかった地域の女性が学べるように大学連携でオンラインコースを設けることにしました。
受講者が講義を聞くだけの一方通行のオンデマンドのe-learningとは異なり、講師や他大学の受講者とリアルタイムで双方向ディスカッションができます。受講者からは「普通では会えない地域の人と話し合いができて楽しく有意義だった。」「地域が違うだけで考えることも違うことがわかって視野が広がった」「連携先の地域のことをもっと知りたい!」などの感想が出て、プログラムの効果として「知の融合」が起きています。大学関係者の方、ぜひ連携して、女性の活躍を推進しませんか。

福岡女子大学「イノベーション創出力を持った女性リーダー育成プログラム」
チームでの学びを通してリーダーシップの発揮スタイルを学ぶ

プログラムについて

本プログラムは、2015年開講、6年目を迎えます。様々な演習や実習をチーム単位で取り組むことにより、チームビルディングやリーダーシップ発揮方法を学びます。プログラムは、「モジュール1リーダーシップを発揮する(コミュニケーションデザイン実践)」「創造性を磨く(デザイン思考実践)」「イノベーションを実践する(イノベーション実践PBL」の3つのモジュールで構成されており、単モジュールの受講も可能です。(一部条件あり)
モジュール1では、実務家による、組織で活かせる実践的スキル、対話型コミュニケーション等をファシリテーションを軸に学び、リーダーのカタチを考えていきます。モジュール2では、イノベーション創出方法論の一つでもあるデザイン思考と顧客起点のマーケティング理論を、講義や演習、フィールドリサーチを通じて学びます。モジュール3では、個々の課題に向き合い、プロジェクト活動を推進、福岡女子大学教員も経験、専門性を活かし、活動をサポートします。10ヵ月(120時間)の学びは、企業、組織等での実践的スキルの他、様々なフィールドで応用が可能、修了生の活躍の場が多機にわたるのがプログラムの特徴です。

キャリア支援について

修了生向け講座の実施 / 大学プログラムへのメンター採用 / トップリーダー育成研修(地元企業や団体の上級管理職等の女性を対象とした宿泊研修)

卒業生の進路

行政への就職 / 管理職登用試験合格 / 地域密着型カフェの経営(起業)/ あすばるフォーラム(福岡男女共同参画センター)へのワークショップ出展(2016~)/ 福岡女子大学・九州産業大学での体験型プログラムの指導 / 福岡女子大学アートマネジメント講座でのメンター

女性が受講しやすい工夫

無料託児サービス / 週末開講 / オンライン学習

受講者 田﨑志織 氏

第1期学び直しのプログラムを受講する事で、新しいビジネスを考える基礎的知識を学ばせて頂く事が出来ただけでなく、よりブラッシュアップする為にどうすれば良いのかの考え方や、それをよりロジカルにすすめる為の手法や、求められるサービスを商品にするため関係機関との協力関係の作り方など多くの学びがありました。
たくさんの学びを得ただけでなく、仲間と協力する大切さや、一緒に学んだ仲間や、教えて頂いた先生方との出会いのご縁が何よりの財産と なりました。 学び直しの入校時には漠然としていたビジネスモデルも学び直しで学んだ知識を活かして少しづつ形となってきました。 日本の食文化を世界に発信したいとの想いで起業し、今は農家さんの農作物で新商品開発を学生インターン生と一緒におこなったり、築地場外の方々と食文化発信を行う準備が出来るようになりました。 これも全て学び直しで相手へのベネフィットや商品開発を行うにあたっての創造力、協力関係の方々とのコミュニケーションの大切さなど お教え頂けたお陰です。 大切な学びを教えて頂き感謝しております。 ありがとうございました。

福岡女子大学 地域連携センター 女性学び直し事業担当 高千穂有希 氏

「対話型コミュニケーション」「ファシリテーション」「デザイン思考」「マーケティング」「PBL学習(プロジェクト活動)」通し、チームビルディング、リーダーシップを学ぶ、内容の濃いプログラムです。対面講義とオンライン学習を含む、10ヶ月(120時間)の長丁場ですが、仕事と家庭、育児等を両立する皆さんは、驚くほどエネルギーにあふれています。
他県から通学している方もおられ、週末大学に通うことは、大変に思えますが、同じ目的を持つ受講生、講師陣と学ぶことで、元気が出る、リフレッシュするとの声を受講生より頂いております。お互いの意見を尊重する、否定しないことが前提の環境の中、伸び伸び活動する受講生が印象的です。
活動は大学にとどまらず、様々な場所に広がっています。自分の可能性が仲間と共に広かる、チームでの活動の大切さを学べるプログラムです。