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大卒の学位を求めて進学。今はプロとしての力をさらに磨くために学び続ける
節約アドバイザー 丸山 晴美さん(45歳)
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1974年生まれ。20代で頭金を貯めてマンションを購入した経験を活かして、26歳で節約アドバイザーに。著書に『貯まる女になれる本』、『定年後に必要なお金「新・基本のキ」』、『簡単!しっかり貯まるお金の基本』(ともに宝島社)など。
2019年03月31日
節約アドバイザーとして知識の幅を広げるために資格取得を意識
丸山晴美さんが「家を買おう!」と思い立ったのは、フリーターだった21歳のとき。頭金の1000万円を貯めようと節約生活に突入し、コンビニ店長をしていた26歳のときに念願のマンションを購入した。
それまでの経験から、「収入が少なくても工夫次第でお金は貯められる!」と確信した丸山さんは、節約アドバイザーとして知識の幅を広げるために資格取得を意識27歳で「節約アドバイザー」として独立。すぐにファイナンシャル・プランナー(AFP)を取得するなど、抜群のバイタリティで自らキャリアを切り拓いていった。「『節約』について人々に伝えるには、お金のことも、社会のことも、それに人間の心理なども、もっと知らないといけない。だから、関連するいろいろな資格に挑戦していこうと考えていました」
しかし、そこでネックになったのが学歴だ。丸山さんの当時の最終学歴は専門学校卒。このままでは、税理士や社会保険労務士など、大卒・短大卒が受験資格となっている資格に挑戦できない。
「私は、いつも『将来の自分がどうしたいか』を想像して、『そのために今できることをしておこう』と考えて行動するんです。20代後半の私は家が欲しくなるはずだと思ったから、21歳で節約を始めました。同様に、独立当初の自分が将来の自分のためにしてあげられることが、『大学へ行くこと』だったんです。後悔だけはしたくないですから」
こうして「大学進学」を意識するようになった丸山さんが選んだのは放送大学。進学&学びのハードルは意外と高くなかった。「自宅で学べますし、スクーリング会場も当時の家のすぐ近くにある。入学試験もなく、学費も安かったので、気軽に学び始めました」
最初に入ったのは「社会と経済専攻(現名称は社会と産業コース)」。経済について体系的に学ぶのは初めてで、民法関連の科目も役立った。
3年後には卒業し、これで「大卒の学位を得る」という目的は達成したが、当時、消費生活アドバイザーの取得を考えていたこともあり、内容が一部関係する「生活と福祉専攻(現名称は生活と福祉コース)」を新たに選択して、放送大学で学び続けることに。同専攻在籍中に、消費生活アドバイザーにも合格できた。
3つめに選んだ心理と教育コースでは認定心理士を取得
次には「心理と教育コース」。このコースでは認定心理士を取得。現在は「情報コース」で学んでいる。「放送大学の6コースを全部修了すると『名誉学生』になれるので、こうなったらめざします(笑)。節約ってすべてにケチになることではないんです。目標を実現するため、人生を豊かにするために優先順位をつけて使うべきところでは使うべき。私にとって、放送大学は学ぶ習慣をつけるためにも、視野を広げるためにも必要な投資なんです。安いっていうのもありますけど(笑)」