講座・課程詳細

関西学院大学
2025年度前期K.G.ライフワークスクール Bコース「ヨーロッパの哲学は歴史や社会をどうとらえてきたか」
- 課程の目的・概要
- ■講義概要
歴史は過去の事実の単なる集積なのでしょうか、歴史には始まりや終わりはあるのでしょうか。またわれわれの社会は歴史的な変化を蒙っていますが、それはよい方向への変化なのでしょうか。(90分×全7回)
■講義のポイント
歴史が過去の出来事によって成立するなら、わたしが昨日、鍵を忘れて散歩に出たことは歴史なのでしょうか。歴史というと過去から未来に向かって伸びる矢印のようなイメージを持ちますが、このイメージには根拠があるのでしょうか。国家や共同体は複数の人間から成り立ちます。それなら個人が先で共同体が後なのでしょうか。それとも共同体に属してこそ人間は人間であり、共同体が先で個人が後なのでしょうか。
■講師プロフィール
榎本 庸男 関西学院大学名誉教授・元文学部教授
もともとはカントやヘーゲルの実践哲学(道徳、歴史、社会や国家)をテーマにしていましたが、最近ではカントの『判断力批判』を中心として「美しいと善いとはどこが違うのか」(カントは両者を区別します)とか「善悪の判定をする際に美しいとか見苦しいとかの美的述語を用いるのはなぜなのか」(カントは両者を区別するわけですから、こういう判断はおかしいことになります)、というようなことを考えています。
旅行が好きというわけではないのですが、じっとしているのがいやなので(座って勉強するのもあまり好きではないです)、コロナ前は毎年のようにイタリアに行ってました。なぜイタリアかというと、私が知ってる国の中では見るべきものが圧倒的に多いように思うからです(あくまで個人的見解です)。そろそろ普通に旅行できるようになってきたので、また行きたいなあと思っています。
最近引っ越したので(68年ぶりの引っ越しです)、一年分の体力を使い果たしたような気になって、ねこのお世話がおろそかになり、ねこから非難される毎日です。 - 身につけられる知識、技術、技能
- 学ぶ場所
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大阪府大阪市北区茶屋町19-19 アプローズタワー14F
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- 通学
- 学校種別
- 大学
- 課程
- 公開講座
- ジャンル
- 哲学・宗教 世界史
- 定員
- 30名
- 目指せる職業
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- 募集期間
- 2025年3月24日~5月7日
- 受講料
- 一般17,800円、卒業生16,400円
- 学費支援の有無
- 教育訓練給付金:無し、奨学金:無し
- 受講期間
- 詳細はホームページをご覧ください。
講座の途中参加
不可
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