講座・課程詳細

日本オープンオンライン教育推進協議会
ブロックチェーン入門 2025
- 課程の目的・概要
- ブロックチェーンとはどのような技術なのだろうか.その根底にある分散台帳とはどのような構造をしていて,どのような対象に役立つのだろうか.また,暗号資産という統一用語と仮想通貨やデジタル通貨との関連はどのようになっているのだろうか.その理解には何を修めればよいのだろうか.まさしくネットワーク社会になっている今日,それらに対するセキュリティの保証はどのような原理に基づいているのだろうか.
このようなブロックチェーンは基礎理論に基づくいくつかの要素の組み合わせとして構成されているが,それらはどのようなものであり,どのような人々の貢献によるものなのだろうか.そして,今後さらに発展していくと思われる応用分野にはどのようなものがあるのだろうか.そして,他の重要技術,例えば機械学習やその応用としてのAIとの関連はどのようになるのだろうか.この講座を通じて以上の項目を目に見える形で理解を深め,情報化社会の複雑化に対応できるようになろう.
※本講座は2022年3月時点の情報を元に構成しております.
【講座構成】
はじめに
第1単元:ブロックチェーンと分散台帳
第2単元:暗号資産のメカニズム
第3単元:暗号とチェーン化のメカニズム
第4単元:セキュリティとプライバシー
第5単元:トークンとスマートコントラクト
第6単元:スマートコントラクトの応用 - 身につけられる知識、技術、技能
- ブロックチェーンとは,その名称が表しているように,ブロックすなわち塊(かたまり)が鎖のようにつながったものです.ただしそのブロックは形のある物体ではなくて,コンピュータに保存されたりネットワークを飛び交ったりするデータの塊です.それにはハッシュというデータ変換と公開鍵による暗号化が施されています.そして,出来上がったブロックチェーンは,同一のものがネットワーク中のたくさんのユーザー,すなわちノードにより分散管理され,データを改ざんできないメカニズムになっています.
各単元の学習目標は以下の通りです.
【第1単元】ブロックチェーン,ネットワーク,そして分散台帳のメカニズムについて,それらをつなぐ概念を理解して説明することができる.
【第2単元】ブロックチェーンにおける送金・受領のメカニズムと,暗号資産とよばれるに至った過程を理解して,自分で考えて判断できる.
【第3単元】ブロックチェーンにおける暗号化,ハッシュ関数,デジタル署名に基づいたマイニングとブロックチェーンの生成のしくみと,ブロックチェーンにフォークが起こることもふまえ,ブロックチェーンの基本的構造を説明できる.
【第4単元】ブロックチェーンにおけるセキュリティ対策とプライバシー保護についての問題点を説明できる.
【第5単元】トークンはどのようにして出来上がるのかを理解し,それがスマートコントラクトへの入口になっていることを説明できる.
【第6単元】スマートコントラクトの適用可能分野と,ブロックチェーンとその他の分野との融合可能性について説明することができる.
以上のように用意した単元は,受講者の皆さんが使っているスマートフォンやパソコンといった日常活動に近いレベルから,数式を用いるレベルまで幅広いものとなっています.そこで,この講義では,各単元においてステップを積み上げていく設問を用意しました.それらを一つ一つ追っていけば,最終レベルまで理解できる形になっています.
- ホームページ
- https://www.jmooc.jp/
- 学ぶ場所
-
オンライン
地図で見る - 通学/通信
- 通信
- 学校種別
- その他
- 課程
- 公開講座
- ジャンル
- 技術トレンド プログラミング
- 定員
- なし
- 目指せる職業
-
エンジニア・プログラマー、公認会計士・税理士、銀行員、投資家・トレーダー、ファイナンシャルプランナー、起業家、経営コンサルタント
職業についてもっと知る - 募集期間
- 2025/4/3~2026/3/31
- 受講料
- 学費支援の有無
- 教育訓練給付金:無し、奨学金:無し
- 受講期間
- 2025/4/3~2026/3/31
その他の条件
土日・平日夜間 / Eラーニング等オンライン講座の活用 / MOOC講座
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