神戸大学
DX専門講座 ⑥実験科学のための統計学ハンズオン

課程の目的・概要
数量的なデータを扱う実験科学領域では、再現性のある適切な統計解析が求められます。ただし統計学の専門家でない初学者にとって、難解な数式を理解し、研究の目的やデータに応じて正しい分析方法を選ぶことは決して簡単なことではありません。
この講義では難解な数式は使わずに、統計解析を行う上で理解が必要なコンセプトを解説します。そして実務的な分析方法の選び方を学び、EZRというボタンクリックの直感的な操作が可能なソフトを利用して、学んだ分析を模擬データで実践していただきます。これらのインプットとアウトプットを通じて、受講者が自ら
のデータを自信をもって分析できるようになることを目指します。
身につけられる知識、技術、技能
●本講座では主に医学研究のデータを使って学びますが、医・理(生物)・農など、それぞれの分野での実験データ分析がすぐに実践できるようになります。
●難解な数式を使わずに、統計解析に必要な基本的な考え方を直感的に理解します。
●研究の目的やデータに応じた分析方法(特に仮説検定)の選び方について学びます。
●学んだ分析方法を簡易的に利用可能な分析ソフトEZRで実践して身に着けます。
教育課程
この講座では、取り入れた知識をすぐに実践してもらうため、解説と実習をシームレスに行います。それぞれの動画内で解説を聞きながら、実習のパートでは動画を止めながらご自身でも分析を行ってみてください。各回の簡単なクイズに取り組んで復習しながら、少しずつ適切な統計解析を自信の体に染み込ませていきましょう。

学習スケジュール
第1回 分析の準備と統計的記述
第2回 仮説検定の基本
第3回 独立な2群間の比較
第4回 対応のある2群間の比較と相関係数
第5回 多重検定の問題と対策
第6回 単変量の線形回帰モデル
第7回 多変量の線形回帰モデル
第8回 ロジスティック回帰モデル
第9回 頻度データで行う
    多変量ロジスティック回帰分析
第10回 生データで行う
    多変量ロジスティック回帰分析
第11回 ロジスティック回帰モデルによる予測
第12回 傾向スコアを利用した効果測定1
第13回 傾向スコアを利用した効果測定2
第14回 生存時間分析1
第15回 生存時間分析2
修了時に付与される学位・資格等
すべての動画の視聴、クイズによる総合評価
講座を修了した方には、修了証を授与します。
学ぶ場所

オンデマンドe-Learning形式

地図で見る
通学/通信
通信
学校種別
大学
課程
正規課程
ジャンル
データサイエンス
定員
無し
目指せる職業

医師、看護師、薬剤師、医療技師、医療事務、農林水産

職業についてもっと知る
履修資格
特になし。但し、定量的なデータを使った研究に触れたことがあると理解がし易い。
修了要件
すべての動画の視聴、クイズによる総合評価
募集期間
2025年7月25日〜2025年10月31日
受講料
受講料50,000円
学費支援の有無
教育訓練給付金:無し、奨学金:無し
受講期間
2025年8月1日~2026年3月20日

その他の条件

土日・平日夜間 / Eラーニング等オンライン講座の活用 / デジタル人材養成講座(リスキル) / デジタル人材養成講座(リテラシー) / 成長分野リカレント教育プログラム

講座一覧へ戻る