中央大学
中央大学大学院理工学研究科

課程の目的・概要
【時代が必要とする多様な専攻構成】
同研究科は、1953年の発足以来、社会的ニーズの変化や研究指導分野の拡大などに伴って、専攻科の新設、履修制度やカリキュラムの改善を行ってきた。現在は、数学専攻、物理学専攻、都市人間環境学専攻、精密工学専攻、電気電子情報通信工学専攻、応用化学専攻、ビジネスデータサイエンス専攻、情報工学専攻、生命科学専攻、電気・情報系専攻という専攻構成となっている。いずれの専攻においても、常に「実学」を念頭に置き、先進的、先端的な基礎研究を推進し続けることで、次代の科学技術基盤を担い、国際的に第一線で活躍できる研究者および技術者の育成を使命としている。

【専攻を横断する副専攻制度】
同研究科では、副専攻制度を導入していることが大きな特徴として挙げられる。これは、新しい分野の学問や、各専攻分野の横断的なプロジェクトの中から生まれてきた学問など、これまでになかったカリキュラムを提供している。 それぞれの専攻を横断するかたちで副専攻制度を設けており、院生各自の研究領域の幅を広げられるカリキュラム体制を展開している。現在は、「Water for Peace副専攻」、「データ科学・アクチュアリー副専攻」、「電子社会・情報セキュリティ副専攻」、「感性ロボティクス副専攻」、「ヒューマニティーズ・ランゲージサイエンス副専攻」、「Global Sustainability Science副専攻」の6つを設置している。

【連携大学院方式による研究機関との教育研究協定】
現代の科学技術の急速な発展により、単なる知識の深掘だけでなく、文理にまたがる異なる分野の知識を幅広く融合・適用し、社会で求められる問題の解決に向けた知の創出・活用ができる人材が求められている。 連携大学院方式により、研究科における教育研究活動の一層の充実を図ると共に、研究所の最先端の研究装置等を利用して質の高い研究を行えることは勿論、様々な研究者と接することで、学内だけでは得難い経験もできると期待される。 同研究科では、独立行政法人 産業技術総合研究所、国立研究開発法人 物質・材料研究機構、国際ナノアーキテクトニクス研究拠点(MANA)が連携研究機関となっている。
身につけられる知識、技術、技能
理工学研究科では、所定の教育課程を修め、次の8つの知識・能力を獲得した人材に対し、修士(理学、工学)、博士(理学、工学)の学位を授与します。
1.コミュニケーション力:様々な説明の方法や手段を駆使し、意見の異なる相手との相互理解を得ることができる。
2.問題解決力:新しい視点を持って自ら問題を発見し、最善の解決策を選択し、計画的に実行できる。その結果を多面的に検証し、計画の見直しや次の計画に反映することができる。
3.知識獲得力:継続的に深く広く情報収集に努め、取捨選択した上で、知識やノウハウを修得し、関連付け、他者が思いつかない形で活用することができる。
4.組織的行動能力:チーム、組織の目標を達成するために何をすべきか、関係者の利害を複数の視点から幅広く考慮したうえで適切な判断を下し、自ら進んで行動を起こすだけでなく、目指すべき方向性を示し、他を導くことができる。
5.創造力:知的好奇心を発揮して様々な専門内外のことに関心をもち、それらから着想を得て科学技術の発達に貢献するような独自のアイディアを発想することができる。その際、関連法令を遵守し、倫理観を持って技術者が社会に対して負っている責任を果たすことができる。
6.自己実現力:自らを高めるため、常に新しい目標を探しており、見つけるとその達成のために最短の道筋を考えてそれをたどるために努力する。失敗してもあきらめず、繰り返し挑戦する。
7.多様性創発力:多様性(文化・習慣・価値観等)の相互理解を得て適切に対応しつつ、自分が何を望むか、まわりが自分に何を望んでいるのかを総合的に判断し、行動できる。加えて、複数人の協同により、相乗効果を生み出すことができる。
8.専門性:専攻に応じた専門性を身に付けている。(詳細は、専攻・課程ごとに別途定める)
教育課程
博士前期課程/博士後期課程
修了時に付与される学位・資格等
理工学研究科では、数学専攻と物理学専攻で修士(理学)と博士(理学)の学位を、都市人間環境学専攻、精密工学専攻、応用化学専攻、ビジネスデータサイエンス専攻の各専攻で修士(工学)と博士(工学)の学位を、電気電子情報通信工学専攻と情報工学専攻で修士(工学)の学位を、電気・情報系専攻では博士(工学)を取得できます。
また、生命科学専攻(博士後期課程)では、その研究分野に応じて、博士(理学)または、博士(工学)の学位を取得できます。
学ぶ場所

東京都文京区春日1-13-27

地図で見る
通学/通信
通学
学校種別
大学院
課程
正規課程
定員
詳細は最新の入学試験要項(募集要項)をご確認ください。
履修資格
詳細は最新の入学試験要項(募集要項)をご確認ください。
修了要件
【博士前期課程】
修士の学位は、博士前期課程に2年以上在学し、所定の単位を修得し、かつ、必要な研究指導を受けたうえ、修士論文の審査および最終試験に合格した人に対して授与します。

【博士後期課程】
博士の学位は、博士後期課程に3年以上在学し、所定の単位以上を修得し、必要な研究指導を受けたうえ、博士論文の審査および最終試験に合格した人に対して、研究科委員会の議を経て授与します。
募集期間
詳細は最新の入学試験要項(募集要項)をご確認ください。
受講料
初年度納入金額合計(2026年度)1,305,700円
学費支援の有無
教育訓練給付金:無し、奨学金:有り
受講期間
4月または9月

その他の条件

奨学金制度有り

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