在学生・修了生インタビュー

産業能率大学大学院 総合マネジメント研究科

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新しい可能性を見つけるため

経験則だけでは打破できない課題を克服するため、体系的な経営知識を身につけたかった

入倉 大亮さん(34歳)

アパレルメーカー販売員を経て、2010年、デザイナーに転身。2018年、同研究科に入学。同年、デザイナーとして独立。2020年、同研究科修了。自身の事業を拡大していくために奮闘中。

この大学院に入学した理由は?

国内のアパレルメーカーで販売・営業・デザインなど多様な業務に従事してきましたが、それまでの経験則だけでは対処しきれない現実に直面し、経営に関する体系的な知識やスキルを獲得する必要があると感じていました。そんな時に本研究科を知り進学を決意。平日夜間と土日集中授業があり、仕事をしながらでも効率的に学べることや、研究者から実務家まで多彩な教授陣が揃っているため、学術的な知識と実務的なスキルの両面から学べるところ、さらにリーズナブルな学費などに強く惹かれました。

この大学院で得られたものは?

簡潔に言えば”思考の基礎”です。実務では時間に追われて結論を急いでしまう傾向がありましたが、大学院の授業、研究、議論では論理力が問われます。物事を批判的に捉え、背後に隠された要因を緻密に分析して明らかにする。このプロセスを自分のものにしたことで結果的に思考速度や情報処理能力が向上しました。もちろん、経営学の理論を体系的に学べたことで断片的だった知識が有機的に繋がったことや多様な方々との学術的、実務的な議論を通して視野が広がったことも大きな力になっています。

私のオススメ科目

お金のやりくり法

学費がリーズナブルであることに加え、専門実践教育訓練給付金を利用したため経済面での苦労は特にありません。また、学業に時間を割くようになったことで飲み会などが減り、その分で資料等を購入しました。

ある一週間のスケジュール

月曜日 《修士論文執筆時のスケジュール》9:00〜18:00は仕事に従事。18:00〜25:00は近所のカフェで自分の研究テーマ『日本のアパレル企業が陥る海外進出不全の要因について』に没頭する毎日でした。
火・水曜日 取引先との打ち合わせや市場調査などで出張することもありましたが、1分1秒でも惜しかったので移動の新幹線や宿泊先のホテルでも、参考文献やパソコンを駆使して、課題に取り組んでいました。
木・金曜日 最終的には仕事場から家に帰る時間も惜しくなり、仕事場近くのホテルに泊まり込み、論文執筆合宿を行っていたほどです。家族の理解と応援には、感謝、感謝です!
土曜日 月に数回の貴重なゼミ。指導教員とゼミ生の前で研究内容の途中報告を行い、その中で論理的な矛盾点や今後の方向性など、多岐にわたって議論したことは今でも良い思い出です。
日曜日 ゼミで指摘された点を修正して、さらに内容を深めていくため、一日中、図書館にこもってさまざまな文献に当たり、論文を執筆していました。