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日本工業大学専門職大学院 技術経営研究科
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専門性を高めるため
プロジェクトマネジメントに関する専門スキルを自分の強みにしようと考えました
神尾 香さん(46歳)※修了時
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大手企業の営業職や英語講師などを経て、現職の医療機器メーカーに入社。新製品の生産管理業務に求められる技術経営の専門知識を養おうと考え、2015年4月、同大学院に入学。2016年3月修了。
この大学院に入学した動機は?
ここ数年、外部の会社に製造委託している医療機器の製品上市プロジェクトに携わってきたのですが、アクシデントもあり、思うように進みませんでした。そこで、プロジェクトマネジメントに関する知識や手法を身につけ、今後の仕事に活かしたいと考えたことが入学のきっかけです。本学を選んだのは、学問としてのMOTではなく、現場に即したスキルが養えると感じたから。実務経験豊富な先生によるケーススタディや多彩なゲストスピーカーの講義などが用意されたカリキュラムに惹かれました。
入学して良かったと感じることは?
クラスメイトたちの問題意識が高く、授業中、積極的に意見を述べる姿にとても刺激を受けました。また、本気になって学生と向き合ってくださる先生方ばかりですので、まるで専任のコンサルタントがいるような気分で勉強できました。さらに、実務家出身の先生方から数多くの事例を紹介していただいたことで、仕事の現場で使える生きた知識が得られたと感じています。今後は学んだ知識・スキルをプロジェクトの円滑な進捗に活かすとともに、社内での勉強会なども企画していきたいと考えています。
私のオススメ科目
- 中小企業技術経営基礎
- 経営戦略の立案に必要な手法を多角的に学ぶ科目。専任教員から理論と方法論の説明を受けた後、本学の修了生でもある社会人教員から自社での実践体験を聴くことで技術経営の全体像が把握できるようになりました。
- プログラム&プロジェクトマネジメントの基礎(プロジェクト編)
- 自動車メーカー出身の先生にプロジェクトの開始から終了までのフローを教えていただく科目。目標の設定やタイムマネジメント、組織形態や収支に至るまで、実務に即した一連の知識やノウハウを学ぶことができました。
- ビジネスプラン
- 頭を柔らかくして“考える練習”をする科目。例えば、植物と会話するためのツールなどといった実現性を度外視したアイデアを出すことから始め、最終的には新たなビジネスプランを事業計画とともに作成しました。
お金のやりくり法
学費は貯金で賄いました。半年間、科目等履修生として学んでから正規入学したので入学金が免除(条件有)され、厚生労働省の教育訓練給付制度も利用したため支出は随分と軽減できました。
ある一日のスケジュール
5:30 | 起床。どちらかというと夜より朝の方が強いということもあり、入学後は早めに出社して、始業前に会社で勉強するようにしました。朝食、身支度の後、7:00には家を出ます。 |
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8:00〜9:00 | 出社&勉強。フレックス制を敷いているものの、一応9:00を始業の目途としていますので、それまでの1時間を勉強に充て、前日の授業の復習や課題に取り組みます。 |
9:00〜12:00 | 仕事。米国の会社に製造委託している医療機器に関するプロジェクトに携わっています。大学院在学中は仕事が多忙だったため、1年間で3回の米国出張もありました。 |
12:00〜13:00 | 昼食&勉強。昼食は手早く済ませ、残りの時間は勉強の続き。通勤電車の中やお昼休みなど、少ない時間も活用できるようにもなりました。 |
13:00〜18:20 | 仕事。勤め先から大学院までは徒歩10分。授業がある日でもギリギリまで仕事をしてから会社を飛び出します。授業のない日は20:00か21:00頃まで仕事をします。 |
18:30〜21:40 | 授業。時期によっても異なりますが、授業は週3〜4日。秋学期、冬学期になると授業後にクラスメイトと飲みに行く機会が増えましたが、仕事が立て込んでいる時には一人で会社に帰って仕事をするということも…。 |
24:00 | 帰宅・就寝。復習や課題のやり残しは週末にまとめてやることが多く、平日の夜は、帰宅後、すぐに眠りについていました。食事や洗濯などの家事は、夫が全面的に協力してくれたので本当に助かりました。 |