在学生・修了生インタビュー

日本工業大学専門職大学院 技術経営研究科

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仕事の幅を広げるため

システム開発の仕事にも、自ら設立したシェア工房の運営にも経営的視点が必要でした

西川 義信さん(40歳)※修了時

同大学院「起業・第二創業コース」在学中に転職。現在はIT企業のAI/IoT部門に勤務するかたわら、2018年には創業支援型ものづくりスペース「Tschool〔ツクール〕」を開設。

この大学院に入学した目的は?

長年勤めていた会社の仕事に慣れ過ぎてしまい、環境を変えなければ40歳代を惰性で生きてしまうという危機感を感じていました。また、仕事と並行して立ち上げたシェア工房(会員制モノづくり施設)を持続可能な運営形態にしていきたいと考えた時に、経営的な視点を養う必要があると痛感しました。そこで科目等履修生として本大学院で学び始めたのですが、それまでの社会人経験や知識を補完しつつ、ワンランク上に引き上げてくれる可能性を強く感じ、翌年には正規生として入学することにしました。

この大学院で得られたものは?

経営に関する学術的な知識とともに、その活かし方、発展のさせ方などが得られたと感じています。教授と学生の距離が近く、社会人学生が集まっていることもあり、教授と学生、学生同士が、それぞれの専門性をリスペクトする雰囲気があり、その相乗効果によって生きた学問が学べました。また、私の構想をもとにグループワークで作成した事業計画は、“Tschool”として具現化することもできました。今後は、地域のテーマ型コミュニティの創出に向けて、さらに研究を深めていきたいと考えています。

私のオススメ科目

お金のやりくり法

学費は貯金から捻出しました。それ相応の費用は掛かりましたが、限られた時間のやりくりの大変さに比べれば(笑)、金銭的なやりくりは大きな負担ではありませんでした。

ある一週間のスケジュール

月・火曜日 週の初めは、クライアントとの打ち合わせやプリセールスなどのために地方出張に行くことも多く、新幹線などでの移動時間は意外に集中でき、参考書籍を読んだりレポートを書いたりしていました。
水曜日 社内業務。在学中に転職し、現在は製造・物流業向けのシステム開発・提案をする部署に携わっています。水曜日は、外せない定例ミーティングがあるため、毎回、30分ほど遅れて授業に出席することになります。
木・金曜日 毎週2コマの授業に出席するため早めに退社するのですが、私が判断しなければならない案件について電話やメールで連絡が入ることも多く、その対応を授業の合間に行っていました。
土曜日 朝8:00には自宅を出発。朝から夕方まで一日中(笑)勉強です。秋以降は授業がなくても特定課題研究(修士論文)に取り組むために大学院に来て自習室を利用させてもらいました。
日曜日 家族サービスをしたいと思いつつ、シェア工房の運営に関する仕事や大学院のレポート作成などがあり、思うに任せない状況でした。そのかわり、夕飯だけは必ず家族一緒にとるようにしていました。