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大阪商業大学大学院 地域政策学研究科 地域経済政策専攻(博士前期課程/博士後期課程)/経営革新専攻(修士課程)
- 経済・経営・商学
- 大阪府
- 大学院
新しい可能性を見つけるため
日本ならではの経済・経営を学び、ベトナムの発展に貢献したい
レ・グェン・タン・チーさん(27歳)
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ベトナムの銀行学院大学卒業後日本に移住し、2016年から日本語学校に通う。日本語習得にはかなり苦労したが、日本の経済・経営を学びたい情熱で乗り越え、2019年に大阪商業大学大学院に入学。
進学のきっかけとこの大学院を選んだ理由
ベトナムの若い経済に貢献したいという気持ちからです。 日本は資源の少ない国ですが、さまざまな創意工夫によって現在の国際的な地位を築き上げました。日本ならではの経済・経営を学んで、ベトナムを発展させる知恵を身につけたいと思い、留学を決意しました。 本学には、経営・経済・商業に関するプロフェッショナルな先生方が揃っている点に惹かれました。また、少人数教育のため、個別相談などの各種サポート制度が整っていることも、留学生の私にとって大きな魅力でした。
学んでいる内容について
ベトナムと日本それぞれの経済や文化を知り、「同じアジアでもこんなに違うんだ」と驚くと共に、視野が広がりました。国や地域はもちろん、さまざまな要因で経済・経営は変化し、正解なんてないんだと知ることができました。 今はベトナムの日系小売業、特に「コンビニ」について研究中です。ベトナムは屋台が盛んですが、経済発展につれて屋台からコンビニへ人が流れることが予想され、そこに大きな可能性を感じています。現在の状況や今後の課題、そして解決の糸口について考えを深めたいです。
私のオススメ科目
- サービス経営論
- さまざまな「サービス」について、その形態の種類や内容などの基礎を学び、サービスがどのように利益に繋がっているのか、またその利益を向上させるにはどのようにしたらよいかを学ぶことができます。
- 商業経営論
- 多種多様な商業、とりわけ小売業がどのようにものを流通させているかを学ぶと共に、時代や環境にあわせて変化する商業経営の課題や、その変化のメカニズムなどを学びました。
- 人的資源管理論
- 実際の企業の人事制度を分析し、その改革案を考える講義です。新卒一括採用が主流の日本と、中途採用や転職が盛んなベトナムの違いに触れて、とても興味深く思ったことを覚えています。
お金のやりくり法
さまざまなアルバイトを掛け持ちしながら勉強しています。私費留学生に対する授業料軽減制度があり、30%軽減していただいたので非常に助かっています。また、2年次から推薦を頂き、奨学金を受けることができました。
ある一週間のスケジュール
月曜日 | 13時ごろ研究室に行って準備をしてから、午後の講義に出席。 |
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火曜日 | 午前中はアルバイトをしています。午後は予定がありませんが、研究室に来て論文を書いたり、自習をしたりしています。 |
水曜日 | 水曜日は丸一日アルバイト。掛け持ちをしているので大変です。 |
木曜日 | 毎週木曜日はゼミに出席。先生と研究テーマについて進捗状況などを報告し、論文の内容や書き方を相談しながら研究を進めます。 |
金曜日 | 月曜日と同じく午後から講義に出席。週の終わりなので気が緩まないように注意しています。 |
土曜日 | 土曜日もアルバイトです。学業との両立に苦労することもありますが、頑張って仕事しています。 |
日曜日 | 休日にしています。ボランティア活動に参加したり、友人と遊んでリフレッシュして英気を養っています。 |