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日本女子大学 家政学部 通信教育課程 児童学科、食物学科、生活芸術学科
- 福祉・医療・健康・生活
- 東京都
- 通信制
教養を身につけ自分らしく生きるため
もう一度、栄養学を学び直したい。そんな想いが、大学進学の決め手になりました。
吉澤 恵美子さん (45歳)
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短大時代に栄養士資格を取得。卒業後、販売や事務などの業務に従事。その後、家庭を優先させるため主婦となり、2015年4月に食物学科に編入学。家事と仕事を両立しながら学んだ。2020年3月卒業。
この大学を選択した理由は?
すべてのきっかけは、パン屋でのアルバイト。栄養士資格を持っていたので、オーナーからもよく「これってこういう効果があるんだよね?」と質問されていたんです。ただ、なかにはうろ覚えの知識もあり、次第に“学び直し”を意識するようになっていきました。カルチャースクールなども検討したのですが、最終的に学士も取得できる同大学を選択。栄養の科目が揃っていたことはもちろん、先生から直接、最新の知識が学べる『スクーリング科目』が充実していたことも決め手のひとつになりました。
大学の魅力は?
やはりスクーリング科目が充実していることが、同大学の大きな魅力だと思います。テキストでは課題に関する箇所ばかりに目が行きがちですが、スクーリングでは先生が「先日、こんなニュースがありましたが」「最近、こういう食材をよく見かけませんか?」と関連する事例を交えながら説明してくださるので幅広い知識を身につけることができます。スクーリングでは20代〜50代の学友とも知り合うことができましたし、この大学の5年間のおかげで自分の世界も大きく広げることができました。
私のオススメ科目
- 調理学実習I・II
- 6日間、和洋中はもちろん、ちらし寿司などのお祝いメニューのレシピも学習。ここで学んだ万能ダレなどは自宅でも何度もつくりました。1年目の夏に受講したのですが、実習を通じて学友ができることも大きな魅力です。
- 微生物学
- 酵母について学習。教員が事例を交えながら教えてくださるので、日常生活をイメージしながら楽しく理解することができました。先生の人柄のファンになる方も多く、なかには一緒に写真を撮っている学生もいましたね。
- ユニバーサルデザイン論
- 他学科の授業です。「年齢や性別、能力に関わらず、だれもが使いやすいデザイン」について深く考察。実際に車いすを使ってキャンパス内をまわり、どんな“不便”が日常に潜んでいるのかを体験的に学びました。
お金のやりくり法
在学中は単発派遣の仕事をしていたので、貯蓄や給料から授業料を支払っていました。学費がリーズナブルなことも、同大学の大きな魅力のひとつだと思います。
ある一日のスケジュール
6:00 | 起床。朝食をつくったり、家事をしたりします。仕事がある日は仕事のみに専念するようにしていましたが、特になにもない日は午前中の時間を授業準備などの時間に充てていました。 |
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10:00 | 大学の図書館へ。この日はスクーリングが午後からだったので、参考図書を見ながらリポートをつくりました。あまり詰め込みすぎても長続きしないので、午前か午後のどちらか1コマのみを受けることが多かったですね。 |
12:00 | お昼休憩。ランチをすませ、休憩室で学友と色々なお話をしました。授業や課題に関する情報交換はもちろんですが、ときには家庭のことなどについて意見交換することもありましたね。 |
13:30 | 現在は開始時間が変更になっているのですが、以前はこの時間から午後の授業がスタートしていました。食物学科はグループワークが多いため、「あっ今週もお会いしましたね」という出会いもたくさんありました。 |
17:30 | 授業終了。グループワークで一緒になった方と駅へ。なかには九州や海外から来ている方もいるのですが、遠方からお越しの方は近隣のホテルなどに宿泊する方が多いようでした。 |
19:00 | 帰宅。夕飯の支度をします。大学で学ぶようになって、以前よりも好奇心が強くなったのかもしれません。「この食品にはどんな栄養素があるんだろう」と気になったときには、自分ですぐに調べるようになっていました。 |
21:00 | リポートに追われているときなどは、帰宅後も1時間ほど勉強していました。同級生と共同でまとめるリポートがあるときは、学友と連絡を取り合いながら進めることもありましたね。 |
24:00 | 就寝。私の場合は積極的にスクーリングに参加していたので、8月はほぼ毎週、大学に通っていました。大学は長期戦なので、しっかり寝てリフレッシュすることも大切です。 |