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日本社会事業大学大学院 福祉マネジメント研究科(専門職大学院) 福祉マネジメント専攻
- 福祉・医療・健康・生活
- 東京都
- 大学院
専門性を高めるため
福祉領域のマネジメントを本格的に学ぶために、日本社会事業大学大学院に進学しました
島津屋 賢子さん(46歳)
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社会福祉士。精神保健福祉士。NPO法人に勤務するかたわらで、東北や熊本の被災地支援も行う。2017年4月、大学院進学。1年間、仕事と両立しながら災害派遣活動等の研究に励んだ。2018年3月修了。
入学理由を教えてください
熊本地震の発生を受け、日本社会福祉士会の災害派遣活動に参加。その際にペアとなったのが、福祉マネジメント研究科の修了生の方でした。熊本の修了生の方にも引き合せていただき、同大学院の魅力を熱心に紹介してくださったんです。通常の業務で管理者として働いていたこともあり、この出会いから「本格的にマネジメントを学ぶのもいいかもしれない」と考えるようになりました。PSWのアイデンティティでお仕事されていてる古屋教授にご指導いただけることも同大学院入学の後押しになりました。
大学院で得たものは?
大規模な組織ではなく“小規模な組織におけるマネジメント”について学べたことは大きかったですし、まだまだ研究途上である「精神保健福祉士の災害派遣活動」においてひとつの解を見出すことができたことも大きな財産になりました。そして、なによりも刺激的だったのは様々な年代、様々な職種の方と交流できたこと。学生のなかには経営者や管理職、現場の専門職の方もいますし、普段であれば出会うことができないような人たちと触れ合えることも同大学院の大きな魅力だと思います。
私のオススメ科目
- 専門演習・実践課題研究指導
- 1年間、「災害派遣活動に参加した精神保健福祉士の変化」をテーマに研究。タイトなスケジュールではありましたが、ゼミの仲間と意見をぶつけ合い、励まし合った日々はとても充実したものでした。
- 組織行動論
- マネジメントについて学びました。スタッフのモチベーションの上げ方や、ともにキャリアプランを考えることの重要性を学習。これまでの仕事を振返って、「もっと早く学びたかった」と反省することも多かったですね。
- 職場のメンタルヘルス
- 小規模な組織における心のケアについて学習。福祉業界の人材不足が深刻化するなかで、どうすればより働きやすい環境がつくれるのか。学生同士で熱くディスカッションしました。
お金のやりくり法
授業料は退職金等からまかないました。同大学院は経済的なサポートにおいても積極的に情報発信してくれるので、同級生のなかには教育訓練給付制度や奨学金を活用されている方が多かったように思います。
ある一週間のスケジュール
月曜日 | 休日。家事をしながら、研究課題にも取組みます。修士論文では精神保健福祉士8名にインタビューを行ったので、取材内容の文字おこしや調査分析などに励んでいました。 |
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火曜日 | 10時に出勤し、17時ごろに退社。仕事がある日は業務のみに集中するようにしていました。帰宅後も、レポートがある日をのぞいて、基本的には勉強をお休みすることにしていました。 |
水曜日 | 仕事へ。この日は事前課題が出されていたので、帰宅後にリーダーシップやマネジメントについて予習。自身の経験を振返りながら、課題などを整理しました。 |
木曜日 | 業務終了後に大学院へ。予習で整理した実体験をもとに、20代〜60代と幅広い年代の方とディスカッション。職場の施設で実験調査している方も多く、いつもリアルな事例の数々に圧倒されていました。 |
金曜日 | 仕事がお休みだったため、自宅からそのまま大学院へ。受講後に帰宅し、レポートに取組みました。終了後にWEB上で提出。夜中でもアップできるのでとても助かっていました。 |
土曜日 | 9時から17時まで清瀬キャンパスで授業を受けました。ゼミ生はとても仲が良く、放課後に食事に行くことも多かったですね。報告会の打上げ、ゼミ合宿、卒業合宿、施設見学。1年のあいだに思い出もたくさんできました。 |
日曜日 | 仕事も大学院もお休みなので、主人と食事に行ったり、映画を見たりとリフレッシュの時間にあてていました。1年間での履修はタイトなので、ときには休むことも大切です。 |