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グロービス経営大学院 経営研究科 大阪校
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専門性を高めるため
デザインで課題を解決するには、経営者と対等に話せる思考力が必要だった
小澤 美里さん(40歳)
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京都工芸繊維大卒業。デザイナー、ディレクターを経て、起業(共同経営)。その後、株式会社ルート・シーに転職し、執行役員・CXO・事業部長に就任。2018年グロービス経営大学院に入学。
入学の動機
過去に会社を共同経営し、倒産を経験。変化に対応し得る仕組みを作れていなかった責任を痛感しました。再就職後の現在の会社で、ふたたび経営に関わることになり、同じ失敗を重ねることのないよう、経営を体系的に学ぶため入学を決めました。また、デザイナーとして仕事をする中で、クライアントの課題をデザインによって根本的に解決するには、経営者と対等に話すための「経営全般に対する知識と深い思考力・分析力」が必要だと日々感じていたのも、理由のひとつです。
大学院で学んで得たこと
入学検討時はまだ子どもが保育園通いで、まず単科生として受講し、育児との両立が可能かを試しました。グロービスでは多くのケースを通じて、意思決定のスピードアップに加えて、「リーダーとしてどう考え、振る舞うか」を常に問われるため、自分の発言や行動、それらが与える周囲への影響などを意識するようになりました。グロービスでの学びを活かして、社員がのびのび働きながらも社会に新たな価値を提供し、それが会社の成長にもつながる。そんな好循環を生み出していきたいと考えています。
私のオススメ科目
- クリティカル・シンキング
- 偏った観点から物事を判断してきた自分の「考え方のクセ」を把握し、「考える枠組み」を広げる基礎力が身につきました。受講後は、効率的に問題解決に必要な論点を網羅できるようになったと思います。
- リーダーシップ開発と倫理・価値観
- 企業事例に向き合い、「自分ならどのような選択をするか」「なぜそのような選択をするか」といったディスカッションを通じて、自分の倫理観のゆらぎを自覚し、それをどうコントロールするか学びました。
- ファイナンスI(事業戦略と企業財務)
- 数字の先にある「戦略を前提にいかに意思決定するか」という実務的な面に焦点が当てられており、「デッドか、エクイティか」など、意思決定に重要なファクターを数多く学ぶことができました。
お金のやりくり法
執行役員として大学院で学んだことを経営に活かすことを前提に、授業料の2/3を会社から出していただいています。トップをはじめ、周囲の理解にとても感謝しています。
ある一日のスケジュール
5:30 | 起床後、勉強開始。家族が起きる前の静かな時間を勉強の集中タイムにしています。 |
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8:30 | 出社。スマホの読み上げ機能を使い、イヤホンでケースを聞きながら通勤するなど、予習のインプット時間を短縮します。 |
9:30 | 業務開始。業務上で生じた課題について、まずは「イシューは何か?」を頭に浮かべ、論点を整理しながら思索する癖がつきました。 |
12:00 | 昼食。食事をしながら自席で予習、復習。1on1のランチミーティングに充てることもあります。 |
17:00 | 退社。週末メインで通学していますが、グロービスに通う日は家族に子どものお迎えをお願いし、大学院へ向かいます。 |
19:00 | 授業開始。多様なキャリアを有する仲間や教員とのディスカッションによって様々な論点について議論できることが魅力的。自分になかった視点を知ることができる濃密な時間です。 |
22:00 | 授業終了。平日は可能であれば懇親会にも参加。授業で得た学びや日頃の業務の悩みなどを共有し、意見交換します。 |
0:00 | 帰宅。夜は早々に就寝し、翌朝にクラスで学んだことの振り返りを行います。 |