在学生・修了生インタビュー

法政大学大学院 公共政策研究科 公共政策学専攻(夜間開講)、サステイナビリティ学専攻(夜間開講)

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専門性を高めるため

サステナビリティ学の専門性を活かし、開発援助と気候変動のプロジェクトに携わりたい

槇田 容子さん(41歳)

営業職などを経て、34歳で一般財団法人日本国際協力センター(JICE)へ転職。2017年4月から同大学院で学びながら、独立行政法人国際協力機構(JICA)に勤務。2020年3月修了、4月博士課程へ進学。

国際協力の分野での専門性をサステナビリティ学で深めたい

大学時代から関心があった国際協力の仕事に携わるきっかけは、34歳でJICAなどの国際協力関連業務を受託している機関に転職したこと。人材育成事業に携わる中で、国際協力の分野で長く働くための専門性を身に付けたいという思いが強くなり、大学院進学を決意したんです。選んだのは、サステナビリティ学。社会が直面する複雑で長期的な問題を横断的に学修・研究できることが魅力でしたね。サステナビリティ学を専門的に研究でき、社会人が学びやすい環境が整っている同大学院に入学しました。

サステナビリティ学の中でも解決が難しい気候変動の課題に挑む

私の専門分野は、気候変動適応とODA。途上国では気候変動が要因となり、難民が増えたり、紛争が拡大したりする恐れもあります。つまり、気候変動は途上国の開発援助と密接に関わる分野であり、サステナビリティ学の中でも解決が難しい課題のひとつなのです。こうした修士課程での学修・研究は、国際協力の仕事にも活かせています。修士修了後は博士課程で学びながら、JICAで途上国の森林保全に関わる業務を担当。将来は専門家として途上国で気候変動のプロジェクトに携わりたいですね。

私のオススメ科目

お金のやりくり法

大学院進学については、家族の理解を得て、学費を優先的に貯蓄させてもらいました。法政大学大学院の学費はリーズナブルなので、経済的な負担も軽減できましたね。

ある一週間のスケジュール

月曜日 修士2年の春学期は、週2回の通学。同大学院はアクセスの利便性も高く、職場から大学院までは20分ほど。17:45の定時退社でも、18:30の授業開始に間に合います。授業では気候変動や国際協力を中心に学びました。
火曜日 仕事は9:30〜。課題の資料や専門書が多いので、通勤中は資料などを読む時間に充てていました。週2回は職場の友人とランチを。それ以外の日は、ランチを取りながら、カフェで資料を読むようにしていました。
水曜日 残業することもあり、帰宅が22時を過ぎることも。社会人学生にとっては勉強時間の捻出が課題となりますが、通勤時間や昼休みを活用して、1日2〜3時間は勉強するようにしていました。
木曜日 職場は時間休を比較的自由に取れたので、出勤・退勤時間を変更して、課題に合わせて仕事を調整、勉強時間を確保していました。職場の理解もあり、自分なりの仕事の仕方を見守ってくれたことに感謝しています。
金曜日 仕事は、9:30〜18:30。終業後は飲み会に参加。職場には、大学院で学ぶ人も多く、「常に学んでいると、自分が求める仕事に近づける」とアドバイスをもらったことが、大学院進学を後押ししてくれました。
土曜日 午前中はゼミ。博士課程には、環境問題や気候変動のスペシャリストの方もいて、新たな知見を教えていただくことも多かったです。午後は図書館で資料を探したり、勉強したりと1時間ほど過ごしていました。
日曜日 日曜日はお休みする日と決めていました。課題が間に合わない時には、課題に取り組むこともありましたね。