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創価大学 通信教育部
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昔からの夢を叶えるため
調理師をしながら思い出した教員になる夢。様々な経歴の仲間と切磋琢磨し実現しました
小室 秀幸さん(36歳)
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高校卒業後、役者を目指すが断念。福祉施設の調理師を務めながら、創価大学教育学部児童教育学科通信教育課程に入学。2012年卒業し翌年採用試験合格。東京都福生市立福生第四小学校に勤務。
創価大学を選んだ理由は?
高校のとき学童ボランティアを経験し、漠然と子どもに関わる仕事に就きたいと考えていました。しかし卒業後は別の道を歩み、福祉施設で調理師の職に就いていました。働きながら沸々と湧き上がってきたのが昔の夢です。上司に相談すると「教員に向いているよ」という言葉。勇気を得てすぐに通信教育の大学を調べました。25歳の時です。創価大学を選んだのは、教員採用試験の合格者数が多かったことと採用試験のサポートが充実していたから。職場が近くスクーリングに通いやすかったのも理由です。
実際に入学して感じたことは?
夢を叶えたい一心で、初めはレポート提出や科目試験を順調にこなしましたが、次第に進捗が滞るようになりました。そんなとき励みになったのが仲間の存在です。50代の方や主婦の方など経歴も年齢も多様な人たちと同じ志をもち、共に学ぶことで意識が向上し、切磋琢磨しあえたことで単位を取得することができました。採用試験対策では校長経験を持つ講師から論文や面接、集団討論の対策を細かく指導していただき、自信がつきました。土日に仲間と勉強会を開いたことも合格につながったと思います。
私のオススメ科目
- 心理学
- 児童の理解につながる心理を学ぶことは、とても貴重でした。自分だったらどう感じるかロールプレイをしたりケースを設定してどのように児童に接するか、みんなで討論したりしたことは、指導の現場で役立っています。
- 哲学
- 初めは堅いイメージがあり、取っつきにくいと思っていましたが、身近な疑問を取り上げて進める授業はわかりやすく、毎回楽しく受講できました。自分を見つめ直すきっかけにもなりました。
- 社会科教育
- 小学校の社会科の授業作りの方法を学び、学習指導案を作成します。単に暗記させるのではなく、どのように進めれば児童に考えさせることができるかその方法を学べました。現在私が行っている授業の基になっています。
お金のやりくり法
学費は貯金でまかないました。出費を抑えて生活するため、特にお金がかかる食費を節約。安く買えるお店を探したりまとめ買いをしたりして、できる限り余計なお金をかけないように工夫していました。
ある一日のスケジュール
5:00 | 高齢者施設に出勤し、朝食を作り、配膳をします。利用者が食べ終わったら食器を洗い、昼食の準備をするか、翌日の朝食の下処理をします。 |
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16:00 | 帰宅。着替えなどをして少しくつろぎます。 |
17:00 | 学習をスタート。テキストを読み、科目毎に指定された課題をもとにレポートを作成します。また、試験を受ける科目についても勉強します。 |
19:00 | いったん勉強を終了し、20:00まで休憩。食事をしたりお風呂に入ったりします。仲間とSNSでグループをつくっているので、勉強法や試験について情報交換することもあります。 |
20:00 | 再びテキスト学習に取り組み、24:00まで勉強します。教員採用試験の前には、土日に仲間と大学に集まり勉強会を開きました。教壇に立った経験がある方もいて、現場の話が参考になりました。 |