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JMOOC(日本オープンオンライン教育推進協議会) 振動工学 2024
- 団体名
- JMOOC(日本オープンオンライン教育推進協議会)
- 課程名
- 振動工学 2024
- 課程区分
- その他
- 地域:詳細
- 科目・講師
- 開講日時
- 2024/4/4
- 受講期間の目安
- 受講料
- 無料
- 学費支援
(奨学金) - 無し
- 学費支援(教育訓練給付金)
- 無し
- ジャンル
- 工学,理工系基礎科目,
- 通学/通信区分
- 通信
- 募集期間
- 2024/4/4~2025/3/31
- 講座の概要
- 学習内容
機械や構造物などはその物理量が時間的に基準点から増加・減少を繰り返しながら変動する、いわゆる振動を受けることが多い。この振動は外部から機械や構造物に作用する励振力や、内部に起因する励振力など様々な要因で生じる。この振動により時によっては機械や構造物に大きな変位や加速度などを誘起されて破壊を生じる原因となるばかりではなく、機械の稼働や精度などにも大きな影響を及ぼし、また環境を悪化させる騒音の原因ともなる。機械や構造物において時として生じる振動を抑制するためには振動現象を良く理解して、その上で防振設計技術や制御技術などを適用して抑制することが重要である。振動抑制とは逆に振動を積極的に利用することもいろいろな箇所で行われている。
本講座では、振動現象を理解してそれを抑制するために必要な基礎知識を学ぶ。具体的には第1単元から第3単元で振動現象の概要と振動解析に必要な基礎事項について学ぶ。第2単元からから第7単元では振動現象の把握に基本となる線形Ⅰ自由度系の振動を中心に学習する。線形Ⅰ自由度系は、巨視的に振動現象を説明する基礎モデルとして用いられて振動現象の本質を知る上で重要な対象系である。また第8単元で紹介する線形多自由度系の振動においてモード解析手法を適用する際の各モードの振動は、線形Ⅰ自由度系の振動として把握できてそのモードごとの振動解析は線形1自由度系の振動解析と同一である。最後の第8単元では機械系で特有な回転体に生じる振動現象について簡単な説明を加えた後に講座の総括をする。いずれの単元も平易で解り易い説明を目指している。
課題内容
各単元課題:選択式の問題(10問程度)
修了条件
各単元の確認テストの得点率70%以上
前提条件
この講座を受講するにあたり必要とされる基礎知識は、静力学で学習する力やモーメントのつり合いなどの基礎概念の理解と初等の微分方程式の解法に要する微分学・積分学の高校レベルの基礎知識である。
到達目標
応力、ひずみの基礎概念や応力とひずみの間の関係式(構成式)を理解する。さらに引張り・圧縮、ねじり、曲げなどの荷重が加わった場合の棒状部材の応力、ひずみ、変形量を解析的に求められるようにモデル化でき、基礎方程式とその解析ができ、部材に生じる応力、ひずみ、変形量を計算できるようにすることを目標にする。機械系、土木系、建築系などをはじめとした広い分野で必要な基礎学習である。
想定学習時間
10~15時間程度
修了証
あり
バッジ
なし
講師・スタッフ
山川 宏
早稲田大学 名誉教授
1983年:早稲田大学 理工学部 教授
2007年:早稲田大学 創造理工学部 学部長
2010年:早稲田大学 理工学術院 学術院長
2014年:早稲田大学 研究院 研究院長
専門)機械力学、材料力学、構造工学、振動工学、設計工学、宇宙構造学
著書)最適化デザイン(1993、培風館)、最適設計ハンドブック(編集委員長、2003、朝倉書店)、機械系の基礎力学(2012、共立出版)、機械系の振動学(2014、共立出版)、機械系の材料力学(2017、共立出版)他
所属学会)日本機械学会、人工知能学会、米国機械学会、米国宇宙航空学会 他
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