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JMOOC(日本オープンオンライン教育推進協議会) 廃棄物の経済学 ―持続可能な社会を実現するには(立命館大学提供)
- 団体名
- JMOOC(日本オープンオンライン教育推進協議会)
- 課程名
- 廃棄物の経済学 ―持続可能な社会を実現するには(立命館大学提供)
- 課程区分
- その他
- 地域:詳細
- 科目・講師
- 開講日時
- 2024/2/15
- 受講期間の目安
- 受講料
- 無料
- 学費支援
(奨学金) - 無し
- 学費支援(教育訓練給付金)
- 無し
- ジャンル
- ビジネスと経営, 社会科学, 自然科学
- 通学/通信区分
- 通信
- 募集期間
- 2024/1/16~2024/5/15
- 講座の概要
- 講座内容
大量生産・大量消費・大量廃棄型の経済から循環型の経済への転換が求められています。我が国ではこれまで、3R(リデュース・リユース・リサイクル)を中心とした循環型社会の形成を目指してきました。一方、欧州では3Rにとどまらず、資源投入量・消費量を抑えつつ、ストックを有効活用しながら、サービス化等を通じて付加価値を生み出す循環経済への移行を目指した取り組みが活発になっています。
こうした状況を踏まえ、本講座では経済学的なアプローチから廃棄物・資源循環について考えます。まず循環経済への転換が求められる国内外の背景について概観します。次に、循環経済の基礎となる持続可能な資源循環のあり方について経済学的な観点から解説します。そして、循環経済を実現する上で不可欠な経済的インセンティブとして、ごみ処理有料化などの経済的手法や、拡大生産者責任の考え方と実際の導入事例について説明します。最後に、モノのサービス化や国際資源循環など循環経済の今後について展望します。
Week1 廃棄物・資源循環の現状と⽅向性
1-1.イントロダクション
1-2.EUの循環経済が目指すもの
1-3.資源循環をめぐる国内の現状
1-4.廃棄物とは?
1-5.EUの循環経済と我が国の循環型社会の共通点・相違点
1-6.廃棄物処理の便益と費用
Week2 経済学で考える廃棄物処理・資源循環
2-1.不法投棄の背景と経済的問題
2-2.リサイクルの便益と費用
2-3.経済的に見合うリサイクル
2-4.スケールメリット
2-5.経済的インセンティブの考え方
2-6.ごみ処理有料化
Week3 経済的インセンティブの実際
3-1.産業廃棄物税
3-2.拡大生産者責任
3-3.デポジット制度
3-4.容器包装リサイクルの仕組み
3-5.容器包装リサイクル法の効果と課題
3-6.家電リサイクルの仕組み
Week4 持続可能な社会に向けた取り組み
4-1.食品リサイクルの現状と課題
4-2.食品ロス削減の現状と課題
4-3.プラスチック排出状況と削減に向けた動き
4-4.循環経済の多様なアプローチ
4-5.国際資源循環
4-6.まとめ
講師・スタッフ紹介
笹尾 俊明(ささお としあき)
立命館大学経済学部 教授
1973年大阪府生まれ。大阪市立大学(現:大阪公立大学)にて公共経済学を、神戸大学大学院にて環境経済学を学ぶ。神戸大学博士(経済学)。岩手大学講師、助教授、准教授、教授を経て、2021年4月より現職。主著『循環経済入門―廃棄物から考える新しい経済』『廃棄物処理の経済分析』など。
前提条件
特になし
課題内容
各週課題:確認テスト
修了条件
得点率70%以上
学習期間
4週間
- 科目一覧
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