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上智大学 グリーフケア人材養成課程(東京)
- 団体名
- 上智大学
- 課程名
- グリーフケア人材養成課程(東京)
- 課程区分
- 履修証明プログラム
- 地域:詳細
- 東京都千代田区紀尾井町7-1
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- 科目・講師
- 科目・講師詳細にてご参照ください
- 開講日時
- 2019年4月~
- 受講期間の目安
- 30単位
- 受講料
- 入学金20,000円、初年度受講料240,000円、2年度受講料240,000円、実習費10,000円(初年度のみ)
- 学費支援
(奨学金) - 無し
- 学費支援(教育訓練給付金)
- 有り
- ジャンル
- 「福祉・健康」,「看護・医学・栄養・家政・生活関連」
- 通学/通信区分
- 通学
- 募集期間
- 令和元年11月(予定)
- 定員
- グリーフケア人材養成課程(東京)60名
- 期間
- 2年間
- 課程の目的・概要
- 本課程は、医療、保健、社会福祉、介護、教育、宗教活動、その他、さまざまな臨床の現場において急速にその必要性が認識されつつある、グリーフケア、スピリチュアルケアを提供できる人材を養成する、日本スピリチュアルケア学会認定教育プログラムである。
人間らしいを終末期求める緩和医療、在宅医療、救命救急医療、また様々な福祉や介護の現場に於いて、当該専門職能に止まらない、全人的なケアが求められるようになってきており、スピリチュアルケアと言われる心のケアがの必要が認識されている。また、家族を亡くした遺族へのケア、大地震や台風・水害などの被災者ケア、航空・鉄道・自動車事故や犯罪などの被害者ケア、自死遺族への支援、葬儀での遺族対応など、十分に心のケアが実現されていない領域も多い。これらの状況に関心を持つ人材に向け、対人援助職のキャリアアップ、あるいは対人援助スキルのブラッシュアップ、また、新たにスピリチュアルケア領域での再チャレンジを支援するプログラムである。、
平成26年に開設したグリーフケア人材養成講座(東京、2年制、定員60名)は、本年3月に第一期の修了生を送り出した。現在、第1、2年次生を合わせて110名余りが受講しているが、半数以上の者は既に対人援助の職にある社会人である。現任者と有資格者を合わせると、看護師(看護師・助産師・保健師)41名、医師5名、その他の医療職4名、社会福祉士・介護福祉士・その他の福祉介護職10名、臨床心理士・カウンセラー10名、保育士2名、教員(大学教員を含む)4名、宗教者(僧侶・司祭・牧師・他)8名、各種の相談員・指導員5名と、合計89名にのぼる。2年間で100日近くに及ぶ通学が求められ、社会人教育としては厳しいものであるにもかかわらず、本講座への強いニーズがある。
本学は、この2年余りの講座運営の実績と第一期修了生からの意見要望を踏まえ、平成29年度から「グリーフケア人材養成課程(東京)」として本講座のカリキュラムを全面的に刷新し、グリーフケア・スピリチュアルケアにかかる社会の期待にさらに応えていく。
- 履修資格
- 大学(短期大学を含む)卒業者、通常の課程による14年の学校教育を修了者、専門課程を置く専修学校で2年以上の課程の修了者、または、これらと同等以上の学力があると認められる者、社会福祉士、介護福祉士または精神保健福祉士の資格を有し、当該資格にかかる実務経験が10年以上ある者
- 対象とする職業の種類
- 対人援助職(医師・看護師・保健師・助産師・社会福祉士・介護福祉士・精神保健福祉士・臨床心理士・音楽療法士・その他)、また、教員・葬祭業者・宗教者など、さまざまな現場で、援助希求者に対してケアを提供する職・立場にある者
- 身につけられる知識、技術、技能
- 援助希求者が持っているさまざまな人間観・死生観・宗教観等に関する知識、援助希求者とのコミュニケーションスキル
- 得られる能力
- 援助希求者に対するケア能力、他者理解能力、自己客観化能力
- 教育課程
- 第一学年次の春学期では、「グリーフケア原論」において、グリーフケア・スピリチュアルケアの全体像を理論的に理解させるとともに、「基礎演習」において、少人数による演習とグループワークを通して、ケアスキルの前提となる自己理解を深めさせる。
第一学年次の秋学期では、「グリーフケア援助演習Ⅰ」において、少人数による演習とグループワークを通して、グリーフケア・スピリチュアルケアの援助技術について実践的に学ぶ。
第二学年次の春学期では、「グリーフケア援助論」において、医療、福祉、その他のさまざまな臨床現場でのケアを実践する者を講師とし、グリーフケア・スピリチュアルケアの現状について学ぶとともに、「グリーフケア援助演習Ⅱ」において、少人数による演習とグループワークを通して、グリーフケア・スピリチュアルケアの援助技術について実践的に学ぶことを継続する。
最終学期となる第二学年次の秋学期では、「スピリチュアルケア原論」において、これまでの全ての学びを統合させるとともに、「総合演習」において、少人数での演習とグループワークを通して、ケアの提供者として必要とされる能力技能を仕上げを行う。
「グリーフケア臨床訪問実習Ⅰ」及び「グリーフケア臨床訪問実習Ⅱ」では、少人数のグループに分かれて、さまざまなケアの施設等に訪問して、実際にグリーフケア・スピリチュアルケアの現場を体験する。
なお、「個別指導Ⅰ」、「個別指導Ⅱ」、「個別指導Ⅲ」および「個別指導Ⅳ」により、講義・演習・実習等の学びを通して明らかとなった個々の受講生が持つケア者としての課題について、教員との個別の指導を通して明確化し、解決を図る。
また、各学年学期に配当された「宗教学」、「キリスト教人間学」、「グリーフケアと芸術」、「臨床倫理」及び「死生学」の授業において、ケア提供者となる受講生の人間理解の深化、臨床現場における倫理的課題に対する理解、援助希求者を理解するために必要とされるさまざまな宗教観、死生観、世界観、音楽や美術などの芸術とグリーフケア・スピリチュアルの関係性などを学ぶ。
以上の教育課程により、グリーフケア・スピリチュアルケアに携わる対人援助職にある者に対し、グリーフケア・スピリチュアルケアにかかる理論と実践的スキルを身につけさせるとともに、援助希求者に対する全人的な援助を為すことができるよう、「人間力」の成長を図る。
- 修了要件
- 30単位を修得した上で、総合審査に合格すること。
- 修了時に付与される学位・資格等
- 履修証明プログラムによる「履修証明書」を付与する。同時に大学独自資格である「臨床傾聴士」の資格を付与する。
- 成績評価の方法
- 各授業科目について、出席回数及びリアクションペーパーの内容、筆記試験または期末レポートにより、総合的評価し、「A」(100~90点)、「B」(89~80点)、「C」(79~70点)、「D」(69~60点)を合格とし、59点以下を不合格とする。
- 社会人が受講しやすい工夫
- 春・秋の各学期に、毎週水曜日の午後6時45分から午後8時15分までの授業1コマを15週、隔週土曜日(原則として第1・第3土曜日)に、午前9時15分から午後4時45分まで、180分の授業2コマを8週実施するものであり、職業を有する社会人が受講可能な時間帯並びに曜日としている。また、「グリーフケア臨床訪問実習」は、受講生と実習先機関とのスケジュールを個別に調整し、1年間の間に、必要な時間数の実習を受講できるようする。
- 卒業生の進路
- スピリチュアルケア師、臨床宗教師
- 出願時期
- 令和元年11月(予定)
- 試験日
- 令和2年2月(予定)
- 合格発表
- 令和2年2月(予定)
- 入試方法
- 書類審査、面接試験
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