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法政大学大学院 スポーツ健康学研究科 スポーツ健康学専攻(昼間開講)
- 福祉・医療・健康・生活
- 東京都
- 大学院
専門性を高めるため
スポーツの傷害予防の新たなエビデンスを探り出し、選手のサポートに活かしたい
平野 祐貴さん(23歳)
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法政大学スポーツ健康学部時代からサッカー部のトレーナーを務め、アスレティックトレーナー資格を取得。2019年4月に同研究科へ進学。トレーナー活動と学修・研究を両立し、2021年3月修了予定。
スポーツの現場と研究をつなげるために大学院への進学を決意
アスレチックトレーナーを目指し、専門的な知識と技術を学べる法政大学スポーツ健康学部へ進学。実践的な学びの中で、スポーツの現場と研究をつなげたいという思いが強くなり、専門性を深めるために大学院に進みました。本研究科の特色は、健康科学、スポーツ科学、スポーツビジネスの領域を横断的に学べること。各分野のスペシャリストである先生方との距離が近いことも魅力ですね。スポーツの現場で活躍する院生も多く、多彩なバックグラウンドをもつ仲間と共に高め合える環境で学んでいます。
傷害予防の研究を深め、プロチームのトレーナーを目指したい
研究テーマは「傷害予防」。学部時代から大学サッカー部のトレーナーとして、選手をサポートしてきました。怪我を防ぐことはトレーナーの重要な役割。朝練習の傷害予防と睡眠時間などとの相関関係のエビデンスを研究しています。日本では朝練習を行うスポーツが多いので、この研究が傷害予防の一助となれば嬉しいです。大学院で得た知見を活かし、修了後はプロサッカーチームのトレーナーになることが目標。将来はサッカーの総合コンディショニング施設を作り、地元に貢献したいと考えています。
私のオススメ科目
- 運動疫学演習
- スポーツと健康に関する研究に必要な統計の知識や研究手法の違いなどを詳しく理解できた科目です。多くの事例に触れながら学び、研究のベースとなる知識が修得できるため、1年次に履修するのがオススメです。
- スポーツトレーニング学特論
- トレーニングプログラムを作成する理論や現場での実践をはじめ、選手への接し方や練習におけるマネジメントなどの知識も修得。トレーナーとしてチームスポーツに帯同するうえで、必要な知識を体系的に学べました。
- アスレチックトレーニング特別演習
- スポーツの傷害予防や運動療法について学修。英語論文を講読し、発表する時間もあり、双方向性の授業で議論も行います。最新の研究に触れられるとともに、関心のある分野の知識をさらに深めることもできました。
お金のやりくり法
トレーナー、整形外科でのリハビリ助手、授業のティーチングアシスタントで得た収入で生活費を賄っています。学費は親に援助してもらっています。大学院での学びを応援してくれる両親にはとても感謝しています。
ある一週間のスケジュール
月曜日 | 部活動はOFF。トレーナー活動やアルバイトのない日は、8時〜20時まで大学院にいますね。1年次にほとんどの単位を修得し、現在は研究活動に集中しています。夕方はティーチングアシスタントとして学部生をサポート。 |
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火曜日 | 朝はサッカー部の練習に参加し、トレーナーとしての仕事をこなします。火曜日は修論を指導してくださる瀬戸先生のゼミで、研究の1週間の進捗状況を報告します。夕方からは中学生のサッカーチームに帯同。 |
水曜日 | 早朝練習に顔を出し、8時から泉先生のゼミに参加。本研究科の魅力のひとつが学費に昼食代が含まれていること。バランスの良い食事がとれるので嬉しいですね。研究活動後は、整形外科のリハビリ助手のアルバイトへ。 |
木曜日 | サッカー部の朝練習後は、研究活動。夕方は中学生のサッカーチームに帯同。大学院で知識をインプットし、スポーツの現場でアウトプットできるので、理解をより深めながら学べています。 |
金曜日 | 朝練習後に研究活動を行い、整形外科のアルバイトへ。大学院では関心のある分野の論文を多く読んでいます。今まで現場で実践してきたことに明確な根拠を持てるようになり、知識の整理と深掘ができたと感じています。 |
土曜日 | 大学サッカー部の試合に帯同。試合のないときは大学院へ。時間に余裕があることが多いので、大学内のトレーニングルームを利用して筋トレをすることもあります。 |
日曜日 | サッカー部の試合に帯同したり、研究活動を行ったりします。日曜日は大学院に入れないので、気分を変えてカフェで勉強することが多いですね。 |