在学生・修了生インタビュー

兵庫県立大学大学院 地域資源マネジメント研究科 地域資源マネジメント専攻(博士前期課程)

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仕事の幅を広げるため

歴史・産業・自然、そして「ひと」。地域資源を大切に、地元の生活に貢献していきたい

磯 謙一郎さん(38歳)

勤務先である豊岡市役所で大学院の募集を目にし、「地域おこし」のヒントを得るために進学。修士論文テーマは「伝統産業としての出石焼〜その歴史と他産地比較を通した現状分析〜」。

この大学院で学んだ理由

大学を卒業後、地元豊岡の市役所にUターン就職し、修了後の現在は市役所から但馬広域行政事務組合へ出向しています。但馬の地域づくりを雑誌で紹介するなど、PRが主な事業内容です。市役所で勤務している中で、兵庫県立大学とのかかわりもあり、地域資源マネジメント研究科での取り組みについて興味を持ち、進学を決意しました。当初はコウノトリやジオパークの取り組みだけだと思っていましたが、地域産業なども学べると知り、自分自身のキャリアアップのためにも挑戦してみたいと考えました。

大学院で学んで得たこと

大学院の学びでは研究の過程も重要です。仕事の現場では成果だけが求められる傾向にありますが、業務のなかでもプロセスを大事にするようになったと感じます。さまざまな世代や経歴の方とともに学ぶことで、学びに年齢は関係ないのだと気づかされたことも、大学院で得た新しい視点のひとつです。「地域資源」は歴史、産業、自然、ひと。それらのマネジメントを考えて、より良い社会をつくっていくことが市役所の役割です。大学院で学んだことを活かして、地元に貢献していきたいですね。

私のオススメ科目

お金のやりくり法

入学の年に子どもが生まれ、家庭としてはあわただしい時期でした。家族の理解やサポートには感謝しています。日常の中に大学院が入ることでいい刺激にもなり、各場面で求められる役割を意識するようになりました。

ある一日のスケジュール

午前中 大学院で講義を受けます。長期履修制度を使って週末だけ通学している社会人同窓生も多く、モチベーションが上がりました。
午後 金曜日は昼からゼミがあります。研究テーマは入学後に先生と相談しながら設定。但馬地方の伝統産業である出石焼をテーマに、現状分析を行いました。
空き時間 研究のためのフィールドに出かけることもあります。出石焼の窯元への取材調査や、備前焼・信楽焼など現在も盛んな他地域の磁器との比較などのために遠方へも出かけました。