-
岐阜女子大学大学院 文化創造学研究科 初等教育学専攻
- 教育
- 岐阜県
- 通信制
専門性を高めるため
児童に向き合う自信と確かな知識・スキルを身につけ、自立した存在になりたい
久貝 恵さん(31歳)
-
沖縄女子短大を卒業後、結婚出産を経て小学校の臨時教員へ。児童と向き合う中スキル不足を実感し、2016年同大学院入学。修了後2018年4月より豊見城市立ゆたか小学校にて本務教員として活躍。
大学院に入学したきっかけと学んだこと
入学当時は2年生の担任でしたが、学習指導方法はもちろん、児童間でトラブルが起こったときの対処法など、知識・スキルの不足を感じることが多く悩んでいました。そんな時、岐阜女子大学大学院を知り入学。授業の内容は現場主義で、実際に自分が受け持っているクラスの児童をイメージして、指導案を考え、教材を制作し、現場で実践することができました。また反復学習による学習意欲の変容について研究をしたことで、その重要性を再認識し、現在自信を持って自分の指導法に応用しています。
大学院のサポートと将来の目標
通信制ですが、提携する沖縄女子短大で講義を受けることができ、同じ目標を持つ仲間との出会いがありました。講義を休んでも、その日中に講義ビデオがネット上にアップされるため、時間差を感じることなく計画的に学べましたし、事務局や教授が親切で何でも相談できたのも魅力でした。現在は大学院で学んだことが教員採用試験へもつながり合格できて、5年生の担任を受け持っています。児童を第一に考え、より魅力的な指導を行うことで、ほかの先生方にも頼りにされる存在になれたらと思います。
私のオススメ科目
- 教材開発研究〜初等教育〜
- 学ぶ内容に合わせた教材開発、制作を実践。特にデジタルアーカイブやiPad、PowerPointなど情報機器を活用した教材制作に力を入れており先進的でした。制作した教材は実際に授業で活用できるほど、実践的な内容です。
- 教育心理学特講
- 発達に応じた心のあり方を学習。この講義を学んだことで児童一人ひとりの状態の背景に意識が向くようになりました。さらに児童のカウンセリングや保護者の面談などでも活用できる知識とスキルを修得できました。
- 初等教科教育法(国語)
- 書道を行い、またその指導法も学習。現在担任の5年生では書道がありますので、実践に役立てています。またクラスの掲示物を筆で書くことは、児童にとって“文字”に興味を持たせる一環となっているように感じます。
お金のやりくり法
貯金の中から分割で支払いました。私の節約術は普段のコンビニでの買い物を減らすこと。無駄遣いがなくなり効果的でした。またこのことで家族での外出時にもお弁当と水筒を用意するようになり、絆も深まりました。
ある一日のスケジュール
5:00 | 起床。子どもが起きるまですき間時間を見つけて、15分だけテキストを開くなど工夫して勉強をしました。それから朝ごはんの準備や登校の支度、自分の身支度など。子どもの送迎は主人が率先してやってくれました。 |
---|---|
7:20 | 家を出発。大学院の勉強をしながら、小学校教諭の本採用試験に向けた勉強もしていたので、学習指導要領を録音して、車の中で聴きながら出勤します。 |
8:00 | 業務スタート。当時は2年生の担任を受け持っていました。 8:30〜15:00までは授業。その後、終業まで学級事務を行い、職員会議に参加することも。 |
17:00過ぎ | 業務終了。子どものお迎えをして、夕食の買い物をし自宅へ向かいます。 |
18:00 | 夕食を食べ、子どもをお風呂に入れて21:00までには寝かしつけます。主人が早く帰ってきたときには手伝ってくれます。家族の支えには本当に感謝しています。 |
21:00 | 平日は24:00頃まで集中して学習。月・金は大学院のレポート。火〜木は主に採用試験の学習をしていました。 |
24:00 | 就寝。このほか、土日には大学院の講義のため、提携する沖縄女子短期大学へ通学。同じ目標を持つ仲間と会えることが毎週楽しみでした。 |