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吉備国際大学大学院 保健科学研究科 (理学療法学専攻・作業療法学専攻)通信制
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専門性を高めるため
尊敬できる師のもと、「問題解決能力」や「関心相関的なものの見方」を培いました。
福田 浩さん(42歳)
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作業療法士。2018年吉備国際大学大学院修士課程修了。大学院在学中は病院に勤務していたが、修了後に起業。現在は相談支援・児童発達支援などの事業を展開している。
入学のきっかけとこの大学院を選んだ理由
対象者への介入(作業療法)とエビデンスを下支えする研究はいわば車の両輪であると考えています。「良質な介入」のために必要な「研究」には様々な作法があります。それら研究方法を学ぶため、以前から勉強会などで交流のあった京極真先生が在籍する本大学院への進学を決意しました。京極先生は質的研究・量的研究・理論研究など、経験に基づく知識を学生の関心にあわせて提供・サポートしてくださるため、自身の研究テーマを初志貫徹できるという点でも非常に有意義な研究となりました。
研究内容

研究テーマは「マインドフルネスを感じやすい作業の解明」です。もともと精神科病院で勤務していたため、心理学的な面で注目されていたマインドフルネスを、作業活動で用いた場合の特性を知りたいと考えました。このテーマは大学院入学前からの自身の課題であり、修了後に設立した事業所では発達障害のある児童と接する際に簡単なプログラムとして活用しています。起業に関しては、大学院での学びを始めてから研究と仕事の両立について考えたときに見えてきた道でもありました。
私のオススメ科目
- 特別研究(個別指導)
- 必要な個別指導を直接受けられるほか、他の院生指導も共に考えることで自身の研究につながる発見や思考を鍛える貴重な機会です。具体的な内容から、深く広い作業療法に関する話も聞くことができる面白い授業でした。
- 特別研究(研究発表会)
- 発表するまでの準備や、実際の研究発表会で様々なアドバイスをいただき、研究内容のブラッシュアップとともに、研究発表の経験が得られる貴重な機会です。
- 作業療法学研究法演習
- 本大学院には作業療法会でも新進気鋭の若手トップクラスの教員が多数在籍しています。その方々の授業を受けられるだけでも、とても価値のあることだったと思います。
お金のやりくり法
妻も同業のため、大学院進学に関して理解が得られました。学費は「日本政策金融公庫」の教育ローンを活用しています。今後は、実践と研究をつなげる、就労支援、引きこもり支援の事業展開と博士課程進学が目標です。
ある一日のスケジュール
6:30 | 起床。 |
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8:30 | 仕事開始。 |
17:30 | 終業後、子どもを迎えに行きます。 |
20:00 | 子どもと入浴、家族で食事。 |
21:00 | 家事(主に皿洗いや洗濯など)、子どもの寝かしつけ。 |
23:00 | 研究開始。基本的にはメールでやりとりし、状況に応じて議論や具体的方法について指導、ハングアウトなどの通信手段を用いて直接指導を受けることができます。 |
2:00 | 研究終了、就寝。 |