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関西大学大学院 法務研究科
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昔からの夢を叶えるため
司法試験合格率よりも、自分に合った環境を決め手にして関大法科大学院を選びました
船越 智晴さん(28歳)
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弁護士(堀総合法律事務所勤務)。中学3年生で法曹を志し、進学時も法曹になるために「法科の関大」を希望し、関西大学法学部、さらに同学法科大学院へと進学する。2017年、司法試験合格。
司法試験合格に向けたアドバイス
現在、アカデミック・アドバイザーとして司法試験合格に向けた特別演習を担当しているほか、メンターとして4人の学生の個人別相談に応じています。学生のみなさんに伝えているのは、2〜3年という限られた時間で合格を目指すには、暗記する学修は最小限にとどめ、考える学修に重点を置くこと。司法試験では解いたことのある問題と全く同じ問題が出題されることはありません。考える学修の中で得られるものの蓄積を増やすことが、司法試験合格に向けた最良の学修法だと伝えています。
関西大学法科大学院の魅力は?
私は関大法学部出身ですが、法科大学院進学の際は他大学も含め検討しました。どこで学べば合格できるかを第一に考えた結果、サポート体制の充実した環境こそ自分には最も大切と考え関大を選びました。例えば、関大法科大学院には学生からの要望で設けられた講座が多数あります。私も、自分と考え方の近い先生にゼミの開講をお願いして、レベルアップに繋げることができました。法科大学院選びの際は、司法試験合格率に目が行きがちですが、自分に合った環境をまず見極めてください。
私のオススメ科目
- リーガルクリニック
- 一般の方に対して、実務家の先生の立ち会いのもと、法律相談を行う授業です。ふだん勉強している内容が実務に結びつき、法曹として働く自分の姿をイメージできるなど、その後の学修へのモチベーションになりました。
- 法とメディア
- 学ぶメディアにはSNSなどソーシャルメディアも含まれており、名誉毀損やプライバシー侵害など最新時事問題を扱うことも多いので親しみやすい授業でした。私たち若い世代の法曹には強みになる知識だと思いました。
- 会社法発展講義
- 必修科目として学んだ「会社法」の知識を活かして、最近のものを含む事例を題材に用いて考える授業。先生との会話の中で、考え方をブラッシュアップする手法も学べたという意味でも貴重でした。
お金のやりくり法
奨学金制度の充実も、関西大学を選んだ理由の一つで、入学当時の奨学金制度のおかげで1年次は授業料を免除してもらいました。また、法律の本は高価なため、新刊を随時揃えてくれている図書館をよく利用しました。
ある一日のスケジュール
10:00〜12:00 | 午前中に授業のない日は、だいたいこれくらいの時刻に登校。朝が苦手なので、ゆっくり始動していました。 |
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12:00〜19:30 | 授業。授業は少ない日で2コマ、多い日で5コマ。授業の合間は、自習室で授業のための予・復習にあてました。法科大学院での成績も重要であり、授業は大切にしていました。 |
19:30〜 | 授業が終わってから、自習室で司法試験に向けた学修。「1日の○○時間」といった目標を立てるのではなく、中期的な学修計画を立て、進捗に合わせてその日の学修メニューや時間を決めていました。 |
22:00〜23:30 | 学修を終えるのは、早くても22:00。終電ギリギリの23:30まで続けることもありました。自習室も人が少なくなるので集中できますし、“考える学修”を心がけていた私にとって夜遅くの学修が合っていました。 |
0:30 | 帰宅。就寝までは録画しておいたTV番組を見てリラックスしてすごしました。週末や休日も勉強せずに趣味に時間を費やすこともありましたし、リラックスすることも長丁場の学修には欠かせないと思います。 |