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日本大学大学院 法学研究科 公法学専攻/私法学専攻/政治学専攻
- 法・政治・政策
- 東京都
- 大学院
専門性を高めるため
都市政策の専門性を深め、地方自治体の公務員として公益性の高い仕事に従事したい
濱野 幸隆さん(26歳)
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2017年3月日本大学法学部政治経済学科卒業。学部生時代に学んだ都市政策の知識を深めるために、同年4月日本大学大学院法学研究科に進学。2019年3月、政治学専攻 公共政策コースを修了。
入学の動機
大学では法律や政治、経済といった政策のベースとなる知識を学ぶとともに、都市政策のゼミに在籍していました。公務員として公益性の高い仕事に従事したいという夢を叶えるためには、学んだ都市政策の知識を一層深め、より高度な専門性を身につけることが必要だと考え、大学院進学を決意。中でも日本大学大学院法学研究科を選んだ決め手は、「まちづくり」という抽象的なテーマを多彩な視点で研究できる環境が整っていたこと。地方行政の実務的な能力を養えるカリキュラムに魅力を感じました。
今後の展望
授業では、地方自治や経済政策、公共政策に加え、行政法や行政組織、政策評価など、都市政策の専門性を修得できる科目を履修。自治体の個性を活かした政策に対する関心も深まりました。修士論文の研究テーマは「高齢社会におけるコミュニティビジネス」。都市部での成功事例からエビデンスを抽出し、地方都市の課題解決のモデルへとつなげたいと考えています。大学院で得た専門性を活かし、地方自治体の公務員として、より生活に密着した都市政策を手がけられるようになりたいですね。
私のオススメ科目
- 地方自治論特殊講義 I ・ II
- 地方自治の本質とあり方、課題を検討。前期は地方自治に関する理論を学び、後期は院生が持ち寄った事例について、政策の背景や課題を討論します。討論を繰り返すことで、考えが深められることを実感できました。
- 政策評価特論
- 授業を担当するのは、総務省で制作評価レビューに関わっていた経験を持つ教授。その政策評価レビューとともに、教授独自のテキストを用い、政策レビューを行う意義からその実践まで、より専門的に学べた科目です。
- 経済政策特論
- 経済政策に関する英文資料を読み解く講義。研究会を主宰することも多い教授なので、いろいろな研究会の情報も教えてくださいました。研究会に参加することで、先端の研究情報に触れるチャンスも増えましたね。
お金のやりくり法
授業料は親のサポートを受けていますが、それ以外はTA(ティーチング・アシスタント)や学部定期試験時の試験監督などの仕事で得た収入で賄っています。日本大学独自の奨学金制度もあり、利用している仲間もいます。
ある一週間のスケジュール
月曜日 | 1日あたり1〜2コマの講義を履修しています。月曜日は午後の行政法の授業のみ。空き時間は院生共同研究室で勉強することが多いですね。パソコンやキャレル・デスクが自由に使え、学修環境も充実しています。 |
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火曜日 | 13時から地方自治論、18時30分から政策評価の授業。公共政策コースは、社会人の方も学べる昼夜開講制で、夕方からの授業も設定されています。社会人を経験している方の視点は勉強になることばかりです。 |
水曜日 | 修士論文のゼミが毎週1回開催され、進捗状況を発表します。20時10分からのゼミなので、午前・午後を通して一日準備の時間にあてています。政策関連の専門書や資料も豊富な法学部の図書館はよく利用しますね。 |
木曜日 | 9時から経済政策、18時30分からは公共政策演習の授業。リフレッシュも兼ねて、友人と大学近くでランチをすることも。都心にあるキャンパスはアクセスも便利! |
金曜日 | 指導教授の学部の授業をサポートするTA(ティーチング・アシスタント)の日。学部生の相談を受けることもあり、先輩として責任感とやりがいを感じられる貴重な経験になっています。 |
土曜日 | 13時から、人事管理論、行政管理論と2コマ続けて受講。大学院の授業は、教授と院生との意見交流の場。常に「授業をどうやって展開するか」を念頭に置いて臨んでいます。 |
日曜日 | 授業の課題や公務員試験の勉強の日。リフレッシュも大事なので、課題が少なかったり、平日で課題をこなしたりした週は、ゆっくり過ごしています。友人と遊びに行くことも。 |