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青山学院大学 ビジネススクール(国際マネジメント研究科)
- MBA
- 東京都
- 大学院
新しい可能性を見つけるため
MBAを目指すことで企業経営を総合的にとらえる複合的な視点を養おうと考えました
酒井 まゆらさん(44歳)
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大学卒業後、日系IT企業にエンジニアとして入社。2007年日本オラクル(株)に転職。2016年財務部に社内転職。2017年同大学院に入学。2019年修了。同年9月、OSIsoft Japan(株)に転職。
この大学院に入学した理由は?
IT業界で10年近くエンジニアとして働いていましたが、徐々に事業戦略や知財に興味を持つようになり、幸いにも希望が認められ、財務部に転部することができました。しかし、MBAや米国公認会計士の資格を持つ上司、先輩方と話をする中で自分の知識不足を痛感することが多かったため「経営管理」の勉強を決意。その手段として本研究科を選んだのは、経営全般にわたる幅広い知識を基礎からしっかり学べるだけでなく、それを活用するための実践スキルを養うプログラムに魅力を感じたからです。
この大学院で得られたものは?
事業戦略、財務、マーケティングをはじめとした専門知識が得られたことで、経営的視点と技術的側面を複合させて判断する力や提案力がついたと感じています。また、産学協同研究や実際の事業への参画など、多様な活動をされている教授陣から普遍的な理論と生きた知識をリアルタイムで得られたことで視野が大きく拡がりました。そして、自主的な勉強会などを通して自分の得意分野の知識をクラスメイトのために役立てることを躊躇しない方々が集う環境の中で学べたことは貴重な体験となりました。
私のオススメ科目
- 国際マネジメント・セミナー
- 冬期休暇期間中に行われる2週間のプログラム。海外で企業展開する際、どうやって企業理念や経営方針を浸透させ、持続的な成長を期せばいいのかを欧州のMBAスクールから招いた教授から教えていただきました。
- 企業合併・買収
- 実際の案件をもとにしてM&Aを学ぶ専門科目。読みこなすだけでも困難な膨大な資料と宿題が課されるのですが、本大学院の修了生でもある先生の情熱的な指導と人柄に惹かれて再受講の希望者が続出した授業です。
- 異文化マネジメント
- 受講生の年齢・国籍が多岐にわたる基礎科目。「経営管理」とはかけ離れた学問領域だと思っていたのですが、グローバル企業に不可欠なダイバーシティを理解し、根付かせるために必要な知識がたくさん得られました。
お金のやりくり法
Flex-timeコース(2021年度からEveningコースに名称変更)は厚生労働省の専門実践教育訓練指定講座なので給付金を受給できて大助かり。参考文献の購入などの費用も多少掛かりましたが負担はあまり感じずに済みました。
ある一日のスケジュール
7:00 | 起床。会社の始業時間が10:00と遅く通勤距離も短いため、朝は比較的ゆっくり。そのおかげで在学中の2年間も体力的な面では不安を感じずに過ごせました。 |
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10:00 | 仕事。財務部でライセンス管理に関する業務に携わっていたのですが、自分でスケジュール調整がしやすい部署だったため、残業は授業のない日を選んでこなしていました。 |
17:00 | 退社。授業のある日は定時に仕事を終え学校に向かいます。クラスメイトの中には職場から2時間かけて来る方もいらっしゃる中、私は会社と学校が近く恵まれていました。 |
17:30 | 到着。学食で軽い夕食をとってから提出物をプリントアウト。経営管理に関する幅広い科目を履修していたため週4日(土曜を含む)は学校に行っていました。 |
18:30 | 授業。「青山アクション・ラーニング」に代表される体験的学習プログラムから濃密な講義科目まで、さまざまな領域・レベルの授業を受けることができました。 |
20:00 | グループワーク。ホワイトボードが設置された自習室に集まってディスカッション。業種や職種によって視点や発想が異なるため、新鮮な驚きと刺激に満ちた時間を共有できました。 |
22:30 | 帰路。グループワーク終了後、電車で家路につきます。乗車時間は30分程度でしたが、その時間を利用して資料を読むことを日課にしました。 |
24:00 | 翌日の準備。床に就く前に翌日の授業に備えて資料や参考文献、ケーススタディなどを精読。なお、提出物の作成は週末を利用していました。 |
25:00 | 就寝。多忙を極めた大学院生活でしたが、6〜7時間の睡眠時間は確保するように心がけていました。 |