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明治大学法科大学院 法務研究科
- 法科大学院(ロースクール)
- 東京都
- 大学院
昔からの夢を叶えるため
法律の知識で社会貢献したい。企業の成長に寄り添える弁護士が目標です
藤木 友太さん(32歳)
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明治大学法学部卒業。2011年同法科大学院既修者コース入学。2013年修了、司法試験合格。2014年12月より埼玉県内の総合事務所に所属、2017年4月からは東京都内のセブンライツ法律事務所に所属。
明治大学法科大学院で学ぶメリット
将来の専門性を築けるように設置された『展開・先端科目群』は魅力でした。とくに「企業実務と法」では、企業や組織について立体的に理解でき、弁護士として経営者と接する上での素養となっています。教授陣には実務家の方も多く、業界の今を知ることができたのは大きな収穫でした。とくに年齢の近い先生方の顧客開拓の方法は参考になりましたね。司法試験対策でも、若手弁護士の先生方が教育補助講師として自主学習をサポートしてくださり、人・環境ともに恵まれた院生生活でした。
大学院の学びで得たもの
3年次には法曹に必須の論述表現能力を培うための「展開演習科目」が用意され、自分の答案についてゼミ形式で問われます。書く際は聞かれそうな箇所を予め調べ、問われた時は相手がどの点をどう答えてほしいのか読み取って対応。自分で問題を発見し、考察し、解決する力が鍛えられました。この力は司法試験の突破にも必須ですし、弁護士として働く今も、裁判で裁判所が問題にしている点を捉え、関連する裏付けを集め、主張を展開する上でも不可欠。主張する際の説得力も磨かれたと思います。
私のオススメ科目
- 企業実務と法
- 旬なニュースなどを例にとりあげ、条文でしか学んでいない商法などの法律が社会でどう扱われているのかを学ぶことができました。この授業を通じて自分の関心分野が企業関係にあることもわかりました。
- 模擬裁判(民事)
- 1つの事件を題材に、学生が弁護士グループと裁判所グループに分かれてロールプレイを行います。実際に裁判が行われるイメージをつかめるほか、民事訴訟法がどう活用されるのかも体験を通して学べます。
- エクスターンシップ
- 都内の法律事務所で実務を経験。実際に動いているケースの答弁書準備書面や不動産売買の契約書などの、基本的な書面を作成できたのが有益でした。「大事な主張と証拠は何か?」と、常に考える意識が身に付きました。
お金のやりくり法
2年間の学費は、入試の成績上位者が対象の明治大学法科大学院給費奨学金の恩恵にあずかりました。給費奨学金制度の充実も大きな魅力だと思います。
ある一週間のスケジュール
月曜日 | 出勤ラッシュを避けて7時に共同研究室へ。1〜4限の授業を受けた後、また共同研究室の自習机で23時まで勉強します。1人1席が確保されていて、プリンタなども完備。勉強に集中できる環境でした。 |
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火曜日 | 午前中は自習、午後は授業。「倒産法」「民事執行・保全法」など、とくに実務に役立ちそうな科目を受講しましたが、全科目興味深く、3年次も可能な限り履修しました。友人と夕食をとり、23時まで学習。 |
水曜日 | 授業は3限だけ。この日は中休みとし、夜は早めに帰宅。 |
木曜日 | 授業を受講し、さらに翌日の中間テストに向けて共同研究室で復習します。 |
金曜日 | 朝からテスト対策をして、夕方から中間テスト。とくにお世話になったのは大学時代のゼミの先生でもあった工藤祐巌先生です。勉強会を開いたりと、熱心に指導して頂きました。テスト後には打ち上げをすることも。 |
土曜日 | 共同研究室で予習をすませて、同期との自主ゼミで司法試験の勉強。時には教育補助講師やOBの方にも参加してもらいました。教育補助講師の先生は共同研究室に常駐しているので、質問しやすく、心強い存在でした。 |
日曜日 | 午前中は勉強、午後は多摩川沿いを自転車で走ったり、高校や大学の友人と会ったりと息抜きする時間にしていました。 |