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早稲田大学ビジネススクール (大学院経営管理研究科)
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専門性を高めるため
ファイナンスの専門知識はもちろん、統計やプログラミングの力を磨きたいと思いました
引寺 佑輔さん(32歳)
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関西学院大学法学部卒業後、日本政策金融公庫入庫。中小企業への融資業務などを経て、2016年リスク管理部へ配属。2017年、早稲田大学大学院経営管理研究科入学。2019年、修了。
入学のきっかけ
入庫して6年目にリスク管理に携わる部署へ異動したことで、ファイナンスの専門知識と膨大なデータを管理する技術を身につける必要性を感じるようになりました。私と同じような経験を積んできた職場の上司や先輩に早稲田大学ビジネスクールを修了した方がおり、自分も仕事と両立しながら学べそうだと思ったのが入学のきっかけです。同ビジネススクールの教員はアカデミアと実務家のバランスが良く、また、在籍する学生数が多いため卒業後のネットワークが充実していることも魅力に感じました。
この大学院の魅力
入学後、取り組んだ研究テーマは、企業が保有する有効特許権数とデフォルトのリスクの関連性についてです。同ビジネススクールではファイナンスの専門講座以外にも、統計学などの幅広い科目が設けられており、なかでもプログラミングを学べたことが非常に有用で、数十万にもなる企業情報の管理を効率的に行えるようになりました。修了した現在、研究テーマを修士論文として仕上げましたが、今後も研究を仕事と並行しながら継続し、学会発表などを通じて成果を発信していきたいと思っています。
私のオススメ科目
- 株式ポートフォリオ運用
- 株式アクティブ運用の理論と実務に関して体系的に学ぶ科目です。データ分析のソフトウェアである「R」を使用して、回帰分析や個別銘柄月次リターンのデータハンドリングを学ぶことができました。
- ファイナンスのためのデータサイエンス
- データサイエンス、機械学習で用いられている「python」を用いて、ファイナンスの実証分析の手法を学ぶ科目です。数学やプログラミングについて分かりやすく、実務での応用の可能性を示しながら教えてくれます。
- ファイナンスのための計量分析
- ファイナンスの研究で用いられる計量手法について、幅広く学ぶ科目です。授業だけではなく、実際に手を動かして理論を体感でき、修士論文執筆に必要な分析手法についても学ぶことができました。
お金のやりくり法
会社派遣の制度を利用したので学費はかからず、お金のやりくりについては特に問題を感じることはありませんでした。
ある一日のスケジュール
5:30 | 起床。7:20に家を出ます。 |
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8:50 | リスク管理を行う部署に所属し、貸出先に関するリスクや業務における様々なリスクについて分析を行う業務に携わっています。 |
13:00 | 昼食など休憩を挟み、引き続きリスク管理業務。早稲田大学ビジネススクールで学んだプログラミング技術が分析作業で役立つこともあり、学習の成果を実感しています。 |
18:50 | 終業後、早稲田大学ビジネススクールへ向かい、授業に出席。クラスの仲間は、金融機関、事業会社、商社、コンサルタントなど多様で、議論を行う際、自分とは異なる視点を知ることができ、非常に刺激的です。 |
22:00 | 授業後、帰宅します。 |
23:30 | 帰宅後、授業の復習や課題に取り組み、1:30前に就寝します。 |