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東京都立産業技術大学院大学 産業技術研究科 産業技術専攻情報アーキテクチャコース
- 情報・IT系
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専門性を高めるため
AIにディープラーニング。最先端の知識を得るために、大学院への進学を決意しました。
大内 秀治さん (46歳)
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大学卒業後、販売促進、営業職を経て弁理士へ。2017年に同大学院に入学し、PBLでの研究をきっかけに起業した。2019年修了。現在も客員研究員として同大学院で研究を続けている。
進学を決意した理由
きっかけは、弁理士としての“危機感”でした。日進月歩のテクノロジーの世界でより良い仕事をするためには、今まで以上にITに関する深い知識を学ばなければならない。そんな想いもあり、理系大学院への進学を検討するようになったんです。いくつかの大学院と比較したものの、最終的に産業技術大学院大学を選択。仕事との両立のしやすさ、学費の価格帯はもちろんですが、アカデミックな内容だけでなく、最先端のテクノロジーにまで深い造詣を持つ教員の存在が大きな決め手になりました。
大学院の魅力
同大学院は、まさに“掘り出し物”だと思います。特に印象に残っているのは、企画立案から商品開発までを実践的に行うPBL。「実社会にインパクトを与えるプロダクトをつくろう」と、チームメンバーである敏腕コンサルタントや敏腕プログラマーたちともがいた日々は今でも忘れることができません。私たちの「ロボットレストラン用シミュレータ」は、日本ロボット学会RSNPコンテストで優秀賞とグッドコンセプト賞を同時受賞。展示会でも注目を浴び、ITベンチャーを起業するきっかけになりました。
私のオススメ科目
- IoT開発特論
- 近年、重要度が増しているIoTの要素技術について学ぶ授業。この分野を基礎から学べたことは弁理士としても大きかったですし、ITのプロである学生たちの「先端技術の未来」に関する考察もとても興味深かったですね。
- ビッグデータ解析特論
- ビッグデータに関する課題や先端研究について学習しました。弁理士としての仕事にもとても役立ちましたし、今後の新しいビジネスのヒントが得られたことも大きかったですね。
- Technical Writing in English
- 英語における技術文書の作法を学びました。英語でのプレゼンテーションは非常に緊張感、充実感がありましたが、この授業で学んだ内容は、海外での論文発表や弁理士の実務で大いに生かすことができました。
お金のやりくり法
給料からまかないました。学費がリーズナブルなことも大学院の魅力のひとつ。もともと公立ということもあって学費が抑えられているのですが、条件さえ満たせば教育訓練給付制度も利用することができます。
ある一日のスケジュール
5:30 | 起床。身支度をすませて家を出ます。電車に乗っている1時間は課題の検討などをすることが多かったです。 |
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7:30 | 出社。大学院のことは一旦置き、業務に専念します。 |
11:50 | お昼休み。授業でプレゼンテーションがあるときなどは、これまでの振り返りや発表の準備をすることもありましたね。 |
17:40 | 業務終了。キャンパスに向かいます。時間を有効活用するために、電車に乗っている最中は授業の予習・復習にあてていました。 |
18:30 | IT関連の授業を受講。私はプログラミングが苦手だったのですが、授業後に助教の方がどんな質問にも丁寧に答えてくださったことで、スムーズに学習を進めることができました。 |
20:10 | 授業終了。平日は仕事があるので難しかったのですが、土曜日は昼休みや夜にPBLのチームメンバーや先生と食事に行くことも多かったですね。年代も職業も超えた絆は、大学院修了後の今も続いています。 |
21:30 | 帰宅。食事やお風呂をすませます。課題でプログラミングが出たときは、集中しやすい自宅で仕上げるようにしていました。 |
0:30 | 就寝。遅くともこの時間までには休むようにしていました。同大学院は魅力的な授業が多いので、入学当初は色々と履修してしまいがちですが、あまり飛ばしすぎないことも両立のコツと言えるかもしれません。 |