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日本工業大学専門職大学院 技術経営研究科
- MOT
- 東京都
- 大学院
専門性を高めるため
技術経営やマネジメントを学ぶために入学。1年前とは違う自分になれました!
高山 政弘さん(46歳)※修了時
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本田金属技術株式会社開発部において自動車部品の設計開発に従事しながら、2016年、科目等履修生として入学。2017年「プロジェクトマネジメントコース」の正規生となり、2018年3月に修了。
この大学院の良さは?
大学卒業以来、20数年ぶりに学校に通うことになったのは、自社の企業派遣第一号に指名されたことがきっかけでした。多少、戸惑いもありましたが、プロジェクトマネジメントの総合的な知識を身につける絶好の機会と捉え、挑戦することにしました。本大学院の特色は、技術経営に関する幅広い科目の相互関連性を意識しながら体系的に学べること。経営戦略、財務、組織、リーダーシップなど、多様な分野の学問的知識と現場で活かせる実践力を並行して養えるプログラムは予想以上に刺激的でした。
この大学院で得られたものは?

教授陣の熱い指導、バックグラウンドの異なる同級生たちとの議論を通して、今までとは違う高い視点から物事の本質や自分の仕事を見ることができるようになったと感じています。また、各分野で活躍されている修了生がゲストスピーカーとして授業に参加してくださることも多く、仕事では知り合えない方々とのネットワークが驚くほど広がりました。修了後はマネジメントに対する考え方や取り組み方も変わりましたが、さらに技術経営に関する知識を高められるように勉強を継続していくつもりです。
私のオススメ科目
- MOTのための価値経営
- 自社の企業価値、事業価値、株主価値を向上させる方法論を考える授業です。ここで学んだ戦略・戦術の立て方やマネジメント手法に関する幅広い知見をベースに特定課題研究(修士論文)をまとめることができました。
- 事業変革推進リーダーシップ(価値創造戦略の実践に向けて)
- 事業変革を具体的に進める上で果たすべきリーダーの役割について学ぶことができる科目です。ご自身の実体験に基づく講義内容の濃密さもさることながら、選び抜かれた言葉を駆使する教授の話術にも魅了されました。
- コーチングスキル
- 部下や後輩に答えを教えるティーチングではなく、自律性を重視しながら相手の答えを引き出すことの大切さと、その技術を学びました。この科目を通して“自分はこれまで教えてばかりだった”と反省もしました(笑)。
お金のやりくり法
学費は会社が全額負担してくれたので個人的なやりくりの苦労はせずに済みました。その分、責任の重さもずしりと感じており(笑)、これからは学んだことを社内に還元しなければと思っています。
ある一日のスケジュール
6:30 | 起床。朝食を食べ、身支度を整えて出勤。大学院に通っていた1年半は家族と一緒に過ごす時間があまり作れなかったので、貴重なひとときでした。 |
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7:30〜8:30 | 通勤。空いていればクルマで15分ほどの距離ですが、平日の朝は混雑するため30分ほどかかります。早めに到着して一日の準備をして始業。 |
8:30〜16:00 | 仕事。自動車部品の設計開発に関する部署のブロックリーダーとして複数のプロジェクトの進行をマネジメントしています。たまに出張があり、そんな時は出先から大学院に直行することもありました。 |
16:00〜18:00 | 退社。大学院までは電車で1時間半から2時間近くかかるため、遅くても16:00には会社を出ます。仕事の負担を軽減してくれた周囲の協力なしには通えなかったと思います。 |
18:00〜18:30 | 夕食。授業の前に腹ごしらえをしていたのですが、大学院の近くには美味しいラーメン屋さんが多く、1年間で約5キロ太ってしまいました(笑)。 |
18:30〜21:40 | 授業。今後、自社の後輩たちが入学する際に参考になる情報をたくさん伝えたくて可能な限りの科目を履修。そのため時期によっては平日夜間の授業を週5日ペースで履修していたこともあります。 |
21:40〜23:30 | 帰宅。同級生との飲み会は土曜日に回して(笑)、平日は家路を急ぎます。電車の中では参考書籍を読んだり、授業の復習をしたり…。私見ですが電車の中で読みやすいのは電子版ではなく紙媒体でした。 |
23:30〜25:00 | 就寝。帰宅後はお風呂に入ってからお酒を少々嗜んで床に入ります。翌朝もクルマ通勤ですので深酒は禁物です。 |