在学生・修了生インタビュー

京都芸術大学 芸術学部 通信教育部芸術学部

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教養を身につけ自分らしく生きるため

安心できる学習環境の中、さまざまなアートに触れ、博物館学芸員資格を取得しました

木村 博美さん(58歳)

2010年まで派遣業界にて約20年間勤務。2011年4月京都造形芸術大学通信教育部 芸術学科 芸術学コースに3年次編入学。2016年博物館学芸員資格を取得。同年3月卒業。

入学のきっかけ

直島の「地中美術館」や金沢の「21世紀美術館」、青森県の「十和田市現代美術館」など、新しい美術館が増え始めた頃に友人と美術館巡りをしていました。作品を見ているうちに、この空間がどのように作り上げられているのか興味を持ったんです。入学の決め手は、スクーリングに通いやすい点と博物館学芸員資格の勉強も同時にできるところ。先生方は熱心に指導してくださいますし、疑問があればすぐにメールやFAXで質問でき、迅速かつ丁寧に返事をくださったので、安心して学ぶことができました。

同学で学んで変わったこと

博物館学芸員課程では、大学での博物館実習に参加しました。そこで、美術館の裏側を知り、展示を一から作り上げる学芸員のリアルな仕事を経験。芸術とのふれあいを通し、楽しみながら学芸員資格を取得しました。また、本学で学び始めてからは、今まで知らなかった芸術の世界が自分の身近にあることに気がつきました。たとえば、ふと見つけた雰囲気のいい喫茶店のテーブルと椅子が、とある工芸家の作品であることがわかると、そのティータイムがさらに心地のいい空間に変わるのです。

私のオススメ科目

お金のやりくり法

学費は貯金から捻出しました。通信教育なら、通学よりも授業料を安く抑えられることもあり、なんとかやりくりできました。

ある一週間のスケジュール

月曜日 家事を終えたあとは、テキスト勉強を開始。入学当初は、知識がないので内容を理解するのに時間がかかりましたが、何度も繰り返し読むことで理解を深めていきました。
火曜日 雑誌に載っていた作品が気になったので、図書館に行って調べることに。そこで、さらに素敵な作品との出会いがありました。
水曜日 月10回は美術館へ行くことを目標としていたので、この日は京都の堂本印象美術館へ。さまざまなジャンルの作品を目で見て吸収することで、他の作品との共通している部分を見つけたり、比較ができるようになりました。
木曜日 明日のスクーリングに備えて21時には就寝。スクーリングは毎回新たな発見ばかりなので、先生方のお話を一言も聞き漏らさないよう、集中して聞いていました。
金曜日 スクーリング1日目。久々に会った仲間たちと帰りにカフェでお茶しました。1枚の絵の中にある衣装のひだについて語り合うなど、これまでの世界では考えられないような時間を過ごすことができました。
土曜日 スクーリング2日目。芸術学コースは必修科目が少なく、選択制なので幅広く学べるのがいいですね。1つ学ぶと、もっと学びたいと思う私にはピッタリでした。
日曜日 スクーリング3日目。レポートは大変ですが、書くことで理解が深まり、自分の中に吸収されていることを実感。学問は苦しみではあるが楽しみでもある。苦しみが楽しみに変わる瞬間を、みなさんも体験してください。