在学生・修了生インタビュー

駒沢女子大学大学院 人文科学研究科 臨床心理学専攻

  • 心理・人間
  • 東京都
  • 大学院

昔からの夢を叶えるため

臨床心理士を目指して入学。現在は密度の濃い少人数制の授業で実践力を磨いています。

菅谷 楓さん (24歳)

駒沢女子大学で臨床心理学を専攻。公認心理師・臨床心理士の資格取得を目指して、2018年4月に同大学院へ進学。現在は実習先や相談センターで様々なケースに挑戦する日々を過ごしている。

この大学院を選んだ理由は?

心理学に興味を持つようになったきっかけは、周囲で起こる“非行”や“いじめ”。当時から彼らの相談に乗ることが多かったのですが、解決策を出してあげられない自分に歯がゆさを感じていて。「将来は子どもたちに寄り添うことができる大人になりたい」と臨床心理士を志すようになったんです。他の大学院も検討したのですが、最終的に母校の大学院を選択。多彩な領域の知識が学べること、一番興味のある「家族心理学」を専門とする教員がいらっしゃったことが入学の大きな後押しになりました。

この大学院の魅力は?

少人数制のなかで、密度の濃い実践経験を積めること。それが同大学院の大きな魅力です。相談センターで実際のケースを担当したり、医療・福祉領域で1年間の実習に挑戦したり。多彩なケースに触れられることはもちろんですが、ひとつひとつのスーパーバイズも一時間ほどかけてじっくりと振り返っていくんです。ときには面談の逐語録を見ながら、「どうしてこの言葉を選んだのかな」「あと1秒だけ待ったら、本音がでてきたかもしれないね」と一語一語について議論することもあります。

私のオススメ科目

お金のやりくり法

授業やセミナーの費用については奨学金を活用させてもらっています。特に授業料が半額になる同大学院独自の奨学金の存在にはとても助けられていますね。

ある一週間のスケジュール

月曜日 保健医療分野での臨床実習に参加。精神科クリニックで、心理検査やインテーク面接を行いました。現場経験を通して、将来に役立つ実践的な学びを得ることができました。
火曜日 卒業生に紹介してもらい、火曜日は稲城市の公立中学校で生徒の活動を支援する介助員をしていました。実際に生徒たちと学校生活を過ごすなかで、彼らが抱えている悩みに触れられたことは大きかったですね。
水曜日 児童相談センターで、問題を抱えている子どもたちへのアプローチ方法を学習。「現場では精神保健福祉士や保健師、社会福祉士など様々なプロとの連携が重要だ」ということを肌で学ぶことができました。
木曜日 臨床心理実習の講義に参加して、自分が担当したケースの発表を行いました。先生方や卒業生など現役のプロからのアドバイスには、毎回たくさんの刺激をもらっています。
金曜日 相談センターで、クライアントの心理面接を行いました。同大学院では1年生の後期からケースを担当。教員のスーパーバイズを受けながら、クライアントの課題を解決していきます。
土曜日 インテーク陪席や、カンファレンスの資料を作成しました。午後は院生室で修士論文に取り掛かりますが、まわりの院生たちとおしゃべりをして息抜きをすることもあります。
日曜日 日曜日は児童心理治療施設の臨時職員として働いています。施設を利用する子どもたちといっしょに生活をしたり、プログラムに参加したりしていました。