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日本大学大学院 経済学研究科 博士前期課程(経済コース・経営コース・会計コース・税法コース・公共経済コース・金融コース)、博士後期課程
- 経済・経営・商学
- 東京都
- 大学院
専門性を高めるため
経済学の深い知見を得て、不動産の分野でこれからの日本に必要な指標を創り出したい
生田 遼羽さん(23歳)
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日本大学経済学部を卒業後、株式会社タスに入社。専門的な学修・研究を行うため、2019年4月、日本大学大学院経済学研究科に入学。持続可能な社会に貢献できる研究を目指す。2021年3月修了予定。
より専門的な経済学の知識を修得し、研究を実務に還元したい
不動産評価を手がける企業で、不動産に関する定量的な分析を担当。計量経済学や統計学、ミクロ経済学、都市経済学などの知識をベースに、中古賃貸物件の賃料や空室率、ユーザーコストなどを算出しています。大学時代は経済学部に在籍し、都市経済学や計量経済学の奥深さを知るとともに、研究を社会に転用する難しさも学びました。研究を実務に反映させるためには、より専門的な知識が必要だと感じ、大学院進学を決意。社会人学生が研究しやすい環境が整っている日本大学大学院へ入学しました。
自然災害やスマートシティに関する指標を手がけることが目標
例えば不動産の価値を測定する場合、適切な測定手法やデータの使用法を順守していなければ、信頼性の高い指標とはなりません。我々が提供する指標は企業価値につながるため、大学院での学修・研究が業務の高質化、効率化につながると考えています。そして、大学院で得た知見を活かし、近年増えている自然災害において、場所や建築物が持つ複合的なハザードリスクを示す指標を創りたいと考えています。また、国も推進する「スマートシティ」の登場によって何が変化するのかも研究したいですね。
私のオススメ科目
- 都市経済学
- 都市における住宅や土地の利用の在り方などを経済学的観点から研究。業務で採用している統計手法を論理的に紐解いたり、注目されている都市問題を議論したりすることで、実務でのベースとなる知見を修得できました。
- ミクロ経済理論
- 多くの応用経済学の基礎となる学問。講義では、主に企業と家計の行動にフォーカスしてモデリングすることで、モノの価格が市場を通してどう変化するのか、どのような資源配分が実現するのかを学修・研究します。
- 計量経済学
- ミクロ経済理論などで提唱される現象をデータを用いて定量的に実証。統計ソフトを使うため、学んだことを実務に還元しやすくなります。理論も詳しく学べ、実証研究のバックグラウンドを把握できる点も魅力です。
お金のやりくり法
授業料は給与で賄っています。本大学院は独自の奨学金制度が充実しているので、利用したいですね。また、昨年の日本不動産学会では「学会発表に対する補助金支給制度」を活用でき、発表に積極的に取り組めました。
ある一日のスケジュール
7:15 | 起床。20分程度で支度をして出勤。通勤時間は1時間弱。出勤中は新聞などで情報収集を行っています。 |
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9:00 | 会社到着。メールやスケジュールの整理・確認をしつつ業務をこなします。 |
11:30 | 1時間の昼休憩に入ります。この時間は仕事のことも大学院のことも考えず、リフレッシュを心がけています。 |
12:30 | 午後の業務の開始。修士1年目は平日4日と土曜日に大学院に行っていたので残業が必要にならないようにしていました。 |
17:30 | 業務終了。6限に間に合うように急いで支度をして大学院へ向かいます。職場から電車で20分程度なので通学しやすいというのも、本大学院で学ぶ利点です。 |
18:30 | 講義に参加。少人数での講義は対話的に進められるので、主項目に付随した副項目を含めて多角的で深い理解が可能になります。学部の既習事項も「こういった側面があったのか」というような新しい発見もあります。 |
19:30 | 講義終了。そのまま帰宅する日もあれば、院生専用の自習室にて復習や予習を行うことも。院生専用の自習室がある点や、蔵書数の多い図書館の存在は大きいです。WEB上で文献の所在を確認できるのも便利ですね。 |
21:30 | 自習室を出て帰宅。自宅ではあまり集中できないタイプなので、課題等があれば学校もしくはカフェ等で行います。平日は講義のある日は1.5時間、講義がない日は3時間、休日は3〜7時間ほどを学修時間に充てていました。 |
24:30 | 帰宅後、食事や入浴等を済ませ、翌日の準備をして就寝。 |