講座・課程詳細

大阪公立大学 毒性病理学基礎講座

団体名
大阪公立大学
課程名
毒性病理学基礎講座
課程区分
公開講座
地域:詳細
大阪府大阪市浪速区敷津東2丁目1番41号 南海なんば第1ビル
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科目・講師
開講日時
2023年1月14日(土)~ 2月18日(土) 10:30~12:00
受講期間の目安
受講料
10,000円(全6回分)
学費支援
(奨学金)
無し
学費支援(教育訓練給付金)
無し
ジャンル
医学・病理学・自然科学
通学/通信区分
通学
機関コード
24403
定員
20名 (申込者多数の場合は抽選)
期間
2023年1月14日~ 2月18日 10:30~12:00
講座の概要
生活環境に存在する、あるいは私たちが作り出すあらゆる化学物質は身体に負の影響(毒作用)を及ぼします。毒性病理学は、起こり得るそのようなリスクを形態学的手法により探究し、その情報を社会に提供することで、安全・安心で豊かな地球の営みを構築することに貢献しています。医薬品や農薬の開発に必須である毒性病理学の学術的な背景や意義、そして肝臓、腎臓さらに神経系組織などの主要臓器に生じる重要な毒性変化について解説します。初心者向け毒性病理学講座です。

【講師】
山手 丈至(やまて じょうじ)
大阪府立大学 名誉教授・獣医師
日本毒性病理学会 名誉会員

【スケジュール】
第1回(1/14) 毒性病理学入門
「病とは? 病の成り立ちとは?」-病理学の概念を説明するとともに、歴史的背景に基づいた毒性病理学の学術的意義や、化学物質に起因する細胞傷害の基本的メカニズムについて解説します。

第2回(1/21) 肝臓の毒性病理(その1)
化学物質の多くが肝臓で代謝されることから、肝臓は毒性変化が最も生じやすい臓器です。肝臓の基本的な機能と組織に加え、化学物質に起因する肝細胞の変性・壊死・肥大とその意義について解説します。

第3回(1/28) 肝臓の毒性病理(その2)
肝臓にはマクロファージ系の細胞であるクッパー細胞が存在します。マクロファージ機能を起点とした化学物質の肝毒性の発現機序、そして発癌物質の影響を受けやすい肝臓の増殖性病変(変異肝細胞巣や腫瘍)の組織学的特性について解説します。

第4回(2/4) 腎臓の毒性病理
腎臓の主要な機能は糸球体での濾過と尿細管からの再吸収です。そのために、尿から排泄される化学物質は腎臓に毒作用を示すことがあります。腎臓の基本的な機能と組織に加え、化学物質に起因する糸球体構成細胞の変化と尿細管の変性・壊死、そしてその意義について解説します。

第5回(2/11) 神経系組織の毒性病理
化学物質の神経系組織への影響は、高次機能にダメージを与えることから重篤な毒作用と捉えられています。中枢と末梢の神経系組織を構成する細胞の基本的な特徴に加え、化学物質に起因する神経細胞や髄鞘の毒性変化とその意義について解説します。

第6回(2/18) 心筋、肺、副腎などの毒性病理
化学物質は様々な臓器や組織に影響を与えます。心筋、肺、副腎などの諸臓器における化学物質に起因する重要と思われる変性・壊死などの毒性変化とその意義について解説します。


【申込締切日】
2022年12月25日(日)

詳細は大阪公立大学Webサイトをご確認ください。
https://www.omu.ac.jp/lifelong-learning/course/event-01161.html

※新型コロナウイルス感染拡大の状況により、本講座は変更・中止となる可能性があります。
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専門レベル
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科目一覧
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土曜日開催
ホームページ
https://www.omu.ac.jp/lifelong-learning/course/event-01161.html

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