在学生・修了生インタビュー

田園調布学園大学大学院 人間学研究科 心理学専攻

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昔からの夢を叶えるため

多彩な“引き出し”を持つ公認心理師になる。それが同大学院を選んだ一番の理由です。

青木 春香さん(22歳)

田園調布学園大学卒業。他の大学院を検討していたものの、早期履修制度の活用をきっかけに進路を変更。2020年4月に入学し、現在はアルバイトと夜間の授業を両立する日々を過ごしている。

この大学院を選んだ理由は?

母親の心理を研究したい。そんな想いから、当初は同領域の専門家が在籍する別の大学院を検討していました。ただ、学部生時代に同大学院の授業を受けたことで方向転換。地域や福祉など多様な視点からアプローチしてくれる教授陣、20代から30代までの多彩な価値観を持つ社会人学生と触れ合ううちに、「様々な角度から、より深く母親を研究したい」と考えるようになっていったんです。授業の規模も数人程度。教員や学生との心的な距離が近かったことも大きな志望理由のひとつになりました。

この大学院の魅力は?

同大学院には、型にはめられた授業というものがないように思います。教授陣は心理検査の授業などを通じて学生一人ひとりのパーソナリティーを把握していますし、どんなときも「以前、青木さんが話してくれた経験は、この事例にあてはまるかもしれません」「母親と一言で言っても、育児や仕事と色々な側面を持っています」と“学び”が深く、広くなるよう指導してくださいます。この場所で“引き出し”を増やし、多種多様な人、価値観を抱きしめられる臨床家になること。それが今の私の目標です。

私のオススメ科目

お金のやりくり法

学費や生活費については両親に助けてもらっています。研究に必要な資料や、国家試験対策のテキストの費用などは、日ごろのアルバイトの給料から賄っていますね。いつの日か、両親に恩返しできたらと考えています。

ある一週間のスケジュール

月曜日 9時から15時まではアルバイト。その後、7限から「教育分野に関する理論と支援の展開」を受講。「この事例の場合、スクールカウンセラーは教員になにを確認すべきか」について議論していきました。
火曜日 6限に「心理アセスメントに関する理論と実践」に出席。学生3名がそれぞれの視点で、ひとつの心理検査について調査、発表するので一人で学ぶ以上の知識が得られます。7限目は「人間学概論V(自然と人間)」を受講。
水曜日 9時から15時まではアルバイト、7限から「人間学総論」を受講。この日は空き時間を利用して課題に取り組みました。自由にテーマを決められるレポートでは、なるべく国家試験に関わるものを選ぶようにしています。
木曜日 6限の「人間学概論I(哲学と人間)」を受講。教員の方々が「これは心理学にも関連している」と研究領域にも紐づけて説明してくださるので、以前にも増して心理職としての“引き出し”が増えたように思います。
金曜日 9時から15時までアルバイト。その後、5・6限の「研究指導」を受講。論文に関してはもちろん、先生は国家試験も見据えて「ここはテストに出るから覚えておいてください」というアドバイスもしてくれるんです。
土曜日 2限は「人間学概論III(政治と人間)」、3限は「人間学研究法」、4限は「心の健康教育に関する理論と実践」、5限は「保健医療分野に関する理論と支援」を受講。夜は、同級生や先輩とオンラインお話会をしました。
日曜日 アルバイトも大学院もお休みの日。この日は特に大学院の課題はなかったので、国家試験に向けて参考書やキーワード集を使って勉強しました。