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日本工業大学専門職大学院 技術経営研究科
- 経済・経営・商学
- 東京都
- 大学院
仕事の幅を広げるため
企業を成長させるための社内制度の構築に必要な技術経営に関する知識を求めていました
斉藤 正晃さん(43歳)※修了時
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大学卒業後、(株)キューブシステムに入社。2016年4月、同大学院入学。2017年3月修了。現在、同社の執行役員として金融システム本部 副本部長の任にあたる。
この大学院に入学した目的は?
金融・流通・通信分野を主軸とするシステム・ソリューションサービスを提供する会社で、主に金融システムの開発に携わってきました。会社のさらなる成長には社員ひとりひとりの力の活用が必要と感じ、社員を活性化させる仕組みが必要だと考えていました。自分の中では漠然と「社内起業制度」のようなものをイメージしていましたが、独学では有効な手法がわからず、学習の機会を探していました。そんな時期に企業派遣による社外研修制度がスタートし、その1期生として本研究科に入学しました。
入学して良かったと感じることは?
実務や独学で身につけた知識を体系化できたことが大きな収穫。ビジネスの裏付けとなる奥行きのある知識を習得できたことで、クライアントや部下に対しても今まで以上に説得力のある説明ができるようになりました。また、個性豊かな先生方や様々な業界で活躍するクラスメイトたちとの議論・交流によって知見も視野も広がりました。課題であった「社内起業制度」を制度化することもできました。これに満足せず、活力ある企業文化の創造のために本研究科で学んだことを活かしていきたいと思います。
私のオススメ科目
- 人・組織のマネジメント
- 人事・組織に関係するすべての人に履修してほしい科目。基礎編、応用編とコーチングを加えた3科目を勝手に『人事3部編』と名付けたのですが(笑)、人と組織を成長させるための考え方や手法を偏りなく学べました。
- 研究開発マネジメント
- 自社の課題である研究開発について、ケーススタディを通して学ぶことができた科目。高い技術力を持つ会社が技術の種を見つけ、それを育み、生産に繋げていく仕組みや取組みについての知識を得ることができました。
- MOTのための価値経営
- 最終課題として事業計画書の作成を求められる科目。技術経営はもちろん、会計やマーケティングなどの大学院で学んだ知識を実際にフル活用。「今後の役に立つこと間違いなし!」と確信できる最終課題でした。
お金のやりくり法
企業派遣ですので自己負担はありません。学費以外にかかる費用もあります。参考文献を紹介されると、やはり興味がわき原書を購入したくなります。また、先生・クラスメイトとの交流費用もやりくりが必要です(笑)。
ある一週間のスケジュール
月・火・水曜日 | 17:30が終業ですが、仕事が残ってしまった時は部下に引き継いで退社。18:30から90分の授業を2コマ受講します。通常帰宅は23:00頃ですが、授業後に同期と食事をしながら議論の続きを行うこともしばしば…(笑)。 |
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木曜日 | 授業がない曜日。業務の後、夜は自社にてフィンテック(ITを使った金融サービス)に関する勉強会を隔週で開催。その準備にもかなりの時間を要しましたが、大学院の授業が役に立つこともありました。 |
金曜日 | 授業がない金曜日は、じっくりと課題に取り組める貴重な日。なのですが、、、部下とのコミュニケーション不足解消のために飲みにいくこともあります。早めに切り上げて、帰宅後に課題をやる日もありました。 |
土曜日 | 9:30から午前2コマ、午後4コマの授業があり、終わるのは20:00になります。週末ということもあり、それから同期全員で食事に出掛ける日もあります。食事の場では時間を忘れ、白熱した議論になることも…。 |
日曜日 | 完全オフの日。アクティブレストを取るためのジョギングをしたり、買い物などの家事手伝いをしたりすることが多いですね。平日は家を空けているので、夜は必ず家族そろって夕飯を食べるようにしていました。 |