在学生・修了生インタビュー

吉備国際大学大学院 連合国際協力研究科 通信制

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専門性を高めるため

国際協力活動に携わるために必要な理論や手法を体系的に学びたいと考えていました

中林 彩さん(29歳)

慶應義塾大学卒業後、IT企業でe-ラーニング教材の制作などに携わっていたが、2016年に退職して青年海外協力隊に参加。帰国後、(独)国際協力機構(JICA)に入職。2019年、同研究科に入学。

入学のきっかけとこの大学院を選んだ理由

青年海外協力隊員(PCインストラクター)として活動していたウガンダから帰国してすぐにJICAに入職したのですが、国際協力の現場は奥が深く、場当たり的な対応だけでは中長期的に見れば弊害をもたらす可能性もあります。私は現地での経験しかなかったため、国際協力の系譜や背景、支援の手法などを学ぶ必要があると感じていました。JICAの関係者には本研究科の修了生が多く、その方たちの「トップレベルの先生方が細やかに支援してくれる」という言葉に背中を押され入学することにしました。

この大学院の魅力

通信制は孤独な戦いだと思っていましたが、先生方はとても気さくで親身に相談に乗ってくださるため、その助言を道しるべにして効率的に学ぶことができます。また、学生同士のつながりも強く、励まし合いながら学修を進められていますし、生涯学習を体現されている方々と関わることで学びに真摯に向き合えるようになりました。ようやく国際協力師としてのキャリアを築くスタートラインに立ったばかりですが、この学びを力に変え、教育分野での途上国支援に取り組んでいきたいと考えています。

私のオススメ科目

お金のやりくり法

青年海外協力隊に参加した頃から大学院への進学という選択肢が芽生えはじめ、その後、コツコツと貯蓄しました。また、青年海外協力隊の帰国支援の一環である教育訓練手当(一定額の給付)も利用するつもりです。

ある一日のスケジュール

6:00 起床。食事、身支度をして7:00頃には職場に向かいます。なお、大学院入学後に結婚したため、生活のペースは変化に次ぐ変化の1年になりました。
7:00 通勤。ドア・ツー・ドアで45分程度ですが、乗り換えなしの電車に30分ほど乗るため、車内では先行論文を読むようにしています。
8:00 仕事開始。民間企業の製品や技術を活用した途上国支援と日本企業の海外展開支援に携わっています。日本全国の企業を訪問したり、時には海外に行くこともあり、学修との両立に苦労することも少なくありません。
19:00 退社。定時は16:15ですが、業務が立て込んでいる時期には残業することが多く、職場を離れるのは早くてもこのくらいの時間になります。
20:00 帰宅。食事の準備、洗濯、お風呂掃除など家事の時間。料理は週末にまとめて作り、解凍・加熱してすぐに食卓に出せるように工夫しています。
23:30 研究開始。平日は主に先行研究を読み、休日に内容をまとめるというサイクル。自分の研究テーマ「ウガンダにおける教育分野でのICT活用可能性」はGWや夏季休暇などまとまった休みを利用して深めます。
1:00 就寝。平日にやり残したことは土・日にこなし、一週間単位で帳尻を合わせるようにしています。IT系の講師をしている夫が同様の時間帯で勉強していることもがんばれる一因です。