在学生・修了生インタビュー

京都外国語大学大学院 外国語学研究科

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仕事の幅を広げるため

外国語指導のスキル向上をめざし入学。脳のメカニズムから言語教育を研究しています

池田 彰吾さん(28歳)

同大学外国語学部フランス語学科を卒業後、フランス語の非常勤講師として公立高校や大手語学学校に勤務。2020年3月、言語文化コース修了。(掲載されている表記・内容は取材時のものです。)

入学の理由と、学んでみて感じたこと

フランス語講師としてのスキル向上を図るとともに、大学の常勤講師を目標に仕事の選択肢を増やしていきたいと考え、入学を決めました。京都外国語大学大学院では、外国語教育を幅広い視点から学べます。院生の研究テーマも多彩で興味深いので、外国語指導における様々なアイデアを得ています。わかりやすい指導を追求するだけでなく、「いかに生徒のやる気を起こさせるか」など、外国語を教えるうえで何が大切かということを知ることができました。

研究テーマについて

子どもと大人では、言語を覚える脳のメカニズムが大きく異なります。一般論では、大人が外国語を覚えるのは難易度が高いと言われていますが、子ども時代の脳のメカニズムを刺激することによって効果的な学修が得られるのではないかという研究が進められています。私は、この「神経言語学的なアプローチ」からフランス語の新たな指導法を確立したいと考え検証やデータ収集を行いました。現在の仕事においても、研究の成果が生かされています。

私のオススメ科目

お金のやりくり法

学費は貯金から捻出。英語教員免許を取得するため、科目等履修制度を利用し学部の授業も受講してましたが、院生は登録料と履修料が大幅に減免になり、経済的に助かりました。

ある一週間のスケジュール

月曜日 高校でフランス語の授業を行った後、大学院へ。高校の授業では、習熟度が異なる生徒を集団で指導する難しさを感じています。大学院では、集団での効果的な指導についても研究しています。
火曜日 午前と夜間は、語学スクールに勤務。午後は、自宅でリサーチ。語学スクールの勤務は、午前と夕方・夜間に集中しているため、日中は大学院の授業や研究に充てることができます。
水曜日 夕方まで大学院で授業を受講。夜間は語学スクールに勤務。語学スクールでは、目的やレベルが異なる様々な方が学ばれています。各生徒に合わせた、より質の高い指導を行いたいと思ったことも、大学院入学の動機です。
木曜日 午前に大学院で授業を受講。京都外国語大学には外国人留学生も多く在籍しています。留学生との交流を目的とした多彩なイベントが開催されていて、院生も気軽に参加できます。
金曜日 午前は語学スクール、午後から大学院で授業を受講。京都外国語大学大学院では、現役教員としてのスキルアップをめざしている方や、外国語コミュニケーション能力の向上を図る方など、さまざまな方が学ばれています。
土曜日 夕方に語学スクールに勤務。大学院での研究を生かし、語学スクールでの授業の進め方や教材づくりなどを工夫しています。
日曜日 午前は、語学スクールに勤務。午後からは研究やリフレッシュに充てています。仕事との両立は大変ですが、充実感のほうが大きいです。