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早稲田大学大学院 法務研究科
- 法科大学院(ロースクール)
- 東京都
- 大学院
昔からの夢を叶えるため
仲間との励まし合いが司法試験合格に繋がった。社会問題を解決する法曹人になりたい
関 志保さん(26歳)
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北海道出身。大学進学を機に上京。2017年3月早稲田大学法学部卒業後、早稲田大学大学院法務研究科入学。2019年3月同研究科修了後、司法試験に合格。
法曹を目指した動機
早稲田大学法学部での学びを通じて、児童虐待問題や労働問題など多くの社会問題は法律の力で解決できることであると考えるようになりました。法律を活かしながら、問題を指摘し、判例法理の形成や法律制定に携われる法曹になりたいと思い、法科大学院進学を決めました。早稲田は図書館など学習環境の充実さに加えて、教授へ質問しに行きやすい雰囲気などを実感しており、法科大学院も同校に進学したいと感じました。また、奨学金制度が充実していたことも進路決定の大きな理由となりました。
実際に学んでみた印象は?

大学院では学部以上に教授と学生との距離が近く、丁寧な指導を受けることができました。アカデミックアドバイザー制度やチューター制度などにより、実際に司法試験を受験した先輩に勉強方法や答案作成のアドバイスをいただくことができ、司法試験に向けてより実践的な力を磨けたのも良かったです。また、クラスは少人数制で、仲間たちと一緒に判例の解説を行う自主ゼミを設けて学び合えるなど互いに助け合う雰囲気があり、合格へ向けて切磋琢磨できる良い環境が整っていたと思います。
私のオススメ科目
- 臨床法学教育(労働)
- 実務家の教員と共に実際の相談を経験する科目。相談者からの聞き取りや書面の作成を行います。日々学習している法律が実務でいかに活かされるのかを体験し、法曹の仕事のやりがい、大変さを体験できました。
- 民事弁護実務
- 実務上の事案を題材とした事例を検討し、法律関係を論じた文書や内容証明郵便、訴状の作成を行います。要件事実などについて書面作成にどのように反映させているのかを理解できました。
- 法と心理学
- 法律相談や裁判での事実認定など、様々な場面における人の心理を踏まえながらその際に注意すべき点を学べる科目です。事件時の人の認知記憶はどの程度信頼できるか、科学的知見を踏まえて学ぶことができました。
お金のやりくり法
早稲田大学は奨学金制度を多く設けており、私はその中でも年間授業料相当額の給付を受けられる稲門法曹奨学金を受給していました。奨学金制度が手厚いことは非常に心強かったです。
ある一日のスケジュール
7:00 | 起床。 |
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8:00 | キャンパスに向かい、クラスの仲間と自主ゼミに参加。短答式試験をコンスタントに解くようにしていました。 |
10:30 | 午前の授業に出席。少人数の授業なので、対話形式で理解を深めながら進んでいきます。授業のない時間は自習室で自習していました。 |
12:10 | お昼休憩。早稲田のキャンパスの周辺には手作り弁当を売っている店も多く、よく利用していました。 |
14:30 | 午後の授業に出席。空き時間に教授のオフィスアワーに伺い、疑問点について教えてもらうこともありました。早稲田は、教授をはじめクラスメイトや先輩など、困ったら頼れる人がたくさんいます。 |
19:00 | 学食で夕食をとった後、自習室で当日の授業復習や課題などに取り組みました。22時くらいまでキャンパスで勉強後、帰宅。 |
0:00 | 就寝。 |